• ◆当ブログではアフィリエイトプログラムを利用しています。

  • [コトブキヤ]劇場版「空の境界」両儀 式 -夢のような、日々の名残- 製品レビュー

    kotobukiya_ryougi_shiki_01

    コトブキヤより発売の『劇場版「空の境界」 両儀 式 -夢のような、日々の名残-』製品レビューをお送り致します。

    ここ最近、フィギュアの買い方が少し変化していまして、今までは基本的に「キャラ買い」だったのですが、最近は「元の作品は知らないが造形に惚れて買う」 というパターンが増えている気がします。アニメの視聴時間が十分に取れていない、というのが原因なのですが、キャラもストーリーも良く知らないのに惹かれるフィギュアというのは確実にあって、フィギュアを買ってからアニメを見始めるという逆のパターンもあったりしますね。^^;

    さて、今回レビューするのは、コトブキヤより発売された『劇場版「空の境界」 両儀 式 -夢のような、日々の名残-』。昨年コトブキヤに展示されていたサンプルを見て、和装の美しさに惚れてポチった記憶があります。式はグッドスマイルカンパニーからも発売(再販)されており、そちらも少し気になっていたのですが、コトブキヤ版の式は刀を振り抜く大胆なポージング。特に着物の流れるような造形に惚れての購入となりました。いわゆる「萌え」路線とは異なるフィギュアで、撮影の雰囲気も今までと少し異なりますが、別に「ぱんつ撮るの飽きた」とかそういう事ではございませんのでご安心くださいね。(・ω・)ノ

    んでは、レビューの方をドゾー。

     

    • メーカー:コトブキヤ
    • 商品名:両儀式 -夢のような、日々の名残-
    • サイズ:1/8スケール(全高約205mm)
    • 原型制作:服部 達也
    • 発売日:2014年2月

     

    ■パッケージ

    kotobukiya_ryougi_shiki_02kotobukiya_ryougi_shiki_03

    黒をベースにポイントカラーとして鮮やかな赤を配した商品パッケージ。刀の角度に合わせるように引かれた斜めの赤ラインが印象的です。背面には明るい背景をバックに立つ式の商品写真が大きくプリントされており、黒ベースのパッケージの中でひときわ目立ちます。箱のサイズは約W150mm×H240mm×D150mmで、綺麗な直方体形状。立ちポーズの1/8スケールフィギュアとしては小さい部類に入るかなと思います。

    kotobukiya_ryougi_shiki_04

    窓は正面・両側面・天面の計4箇所。正面窓から全身が見渡せますし、視認性は高い方かなと思います。それにしても側面窓の縁取りのデザインは日本的でとても美しいですね。

     

    ■ブリスター

    kotobukiya_ryougi_shiki_05kotobukiya_ryougi_shiki_06

    本体と台座、日本刀が納められたブリスター。台座はフィギュア本体とネジ止めされていました。

     

    ■全身

    kotobukiya_ryougi_shiki_07

    身体を大きく反らせ、刀を振りかざす大胆なポージング。流れるような動きの中の一瞬を捉えたような、とても美しい造形です。

    kotobukiya_ryougi_shiki_08kotobukiya_ryougi_shiki_09 kotobukiya_ryougi_shiki_10

    和装のフィギュアは数多くありますが、コトブキヤ版の式は着物の皺の表現に相当なこだわりを感じます。

    kotobukiya_ryougi_shiki_11

    着物が身体に張り付く感じがとても良く再現されており、それに伴って式の身体のラインがあらわになっています。

    kotobukiya_ryougi_shiki_12kotobukiya_ryougi_shiki_13 kotobukiya_ryougi_shiki_14

    とても美しい和装フィギュアです。

     

    ■少しアップで

    kotobukiya_ryougi_shiki_15

    鑑賞時は全身の動きを楽しみたいフィギュアですが、上半身のアップだけでも迫力がスポイルされないのは流石ですね。

    kotobukiya_ryougi_shiki_16 kotobukiya_ryougi_shiki_17

    お顔はアングルによって印象が微妙に変化します。この物憂げな感じがなんとも…。

    kotobukiya_ryougi_shiki_18

    バックに桜吹雪を散らしたくなるなります。

    kotobukiya_ryougi_shiki_19 kotobukiya_ryougi_shiki_20 kotobukiya_ryougi_shiki_21

     

    ■お顔

    kotobukiya_ryougi_shiki_22

    とても美人さん…と言うか、見ようによっては男性キャラのようにも見える均整の取れたお顔立ち。とてもクールな表情ですね。アイプリはブキヤ恒例の光沢のあるタイプなので、光源によってはテカリが出る事もあるかも知れません。仕上げはシャープな方かなと感じました。

    kotobukiya_ryougi_shiki_23

     

    ■髪の毛

    kotobukiya_ryougi_shiki_24

    髪の毛は多くの情報量を持っており、かなり細かく造形されています。ただ、毛先部分に関しては少しダルさを感じました。

    kotobukiya_ryougi_shiki_25

    ボカシでグラデーションが入れられています。

     

    ■着物

    kotobukiya_ryougi_shiki_26

    このフィギュアの見所は何と言っても着物でしょう。造形も素晴らしいのですが、表面に入れられた柄のプリントに注目したいところ。

    kotobukiya_ryougi_shiki_27

    着物は白基調のパール塗装で美しい光沢感を楽しめます。また、タンポ印刷で着物の柄が細かくプリントされており、とても雅な印象。やはり和装はこうでないと。

    kotobukiya_ryougi_shiki_28

    柄は袖の部分を始め、着物のいたる所に入れられています。白でプリントされている柄は、光の加減で浮かび上がって見えたりして面白いですね。着物のベース色が白系なので、角度によっては見えづらかったりもしますが…。

    kotobukiya_ryougi_shiki_29

    帯の後ろ側にも沢山の模様が入れられています。細かい!

    kotobukiya_ryougi_shiki_30

    白系の地に白プリントというのは、パール塗装だから生きてくるものなのかなと思ってみたり。

    kotobukiya_ryougi_shiki_31

    着物の色は「パール調の白」なのですが、袖の部分に関しては少しだけピンクがかった色合いが付けられているようです。胴の部分と少し色が異なっているのが分かります。袖の部分に色味が付けられている事で、白い模様が浮き立って見えるのかなと思いました。

     

    ■お手手

    kotobukiya_ryougi_shiki_32

    指先は爪の造形まであるリアルなもの。爪はグロス塗装で光沢感がありました。

    kotobukiya_ryougi_shiki_33

    いわゆる萌えキャラのほっそりとした可愛らしい手ではなく、間接ごとの指の肉の膨らみまで分かるリアルな造形。

    kotobukiya_ryougi_shiki_34

    細かい部分ですが、手に表情が感じられると、作品に説得力が生まれますね。

    kotobukiya_ryougi_shiki_35

    着物の袖部分等は鮮やかな赤に塗装されています。

    kotobukiya_ryougi_shiki_36

    白基調のフィギュアの中にあって、この赤色はとても良いアクセントになっていますね。

    kotobukiya_ryougi_shiki_37

    この赤は振袖の縁の部分にもあり、斜めにたなびく袖の動きに彩りを添えています。

     

    ■刀

    kotobukiya_ryougi_shiki_38

    日本刀はとてもシャープな造形で、刃の部分が細かく塗り分けられているなど説得力のある造り。

    kotobukiya_ryougi_shiki_39

    刀のつばの部分の文様も細かく造形されています。

    kotobukiya_ryougi_shiki_40

    切っ先はとてもシャープ。刺さると痛いです。

    kotobukiya_ryougi_shiki_41

    日本刀マニアではないので詳しくは分かりませんが、柄の部分の造形もリアルなのではないかと…。^^;

     

    ■下半身

    kotobukiya_ryougi_shiki_42

    下半身は着物がピッタリと身体に張り付く感じが再現されており、露出度は低めながらもグッとこみ上げてくるものがあります。良く見ると脚のあたりにも柄のプリントが入れられているのが分かります。

    kotobukiya_ryougi_shiki_43

    着物の裾が翻って青い裏地が見えていたりと、動きを感じる造形。

    kotobukiya_ryougi_shiki_44

    見える…!脚のラインが見えるぜ…!(*´ω`*)

    kotobukiya_ryougi_shiki_45

    着物の皺だけでご飯3杯はいけるな…!

    kotobukiya_ryougi_shiki_46

    (・ω・) ほのかなお尻の膨らみも見逃さない…! ※ごめんなさい

     

    ■おみ足

    kotobukiya_ryougi_shiki_48

    式のおみ足は、このフィギュアの中にあっては数少ない露出箇所となっております。爪まで細かく造形され、グロス塗装されていました。

     

    ■台座

    kotobukiya_ryougi_shiki_49

    台座は少し厚みのあるスモーク調の円形台座で、表面に白い花びらのプリントが入れられています。

    kotobukiya_ryougi_shiki_50

    花びらの絨毯の中を素足で歩くシーン…なのだろうか。

    kotobukiya_ryougi_shiki_51

    台座とフィギュア本体はネジであらかじめ固定されていました。ネジは普通のプラスドライバーで外せそうです。

     

    ■フリーアングルショット

    両儀 式の自由作例です。アニメをきちんと視聴できていないので、シチュエーションには曲解等あるかも知れません。今回はレビュー用の撮影は全て黒バックで行い、自由作例に関してはガラッと雰囲気を変えて少し実験的な事をやってみました。

    以前から背景紙の後ろから照明して、逆光っぽい仕上がりにしてみたいなぁ…と思っていたのですが、撮影スペースの奥行き的になかなか難しいところがありました。後ろにストロボや照明を仕込むだけの十分なスペースがないのです。

    kotobukiya_ryougi_shiki_69

    何か出来ないかなぁと思いながらお店を物色していたところ、たまたま見つけた塩化ビニール版(和紙)。なんだこれは…!塩ビ板のくせに和紙とか言い張る根性に惚れたw。単体で使うのは難しそうなのですが、いつも使っているグラデーションペーパーと組み合わせて何か変態的なことが出来そうな可能性を見出したのですかさず購入してみました。

    kotobukiya_ryougi_shiki_70

    撮影中のひとコマ。後ろに垂れている桜は数百円で買える造花です。(逆光を使いたかった理由には、この桜の花を光を透かした状態でシルエットのようにして撮りたかった、というのもあります。造花をそのまま撮ると、粗が目立つので…。)

    まずいつも通りグラペをセットし、その手前に少し隙間を作るように塩ビ板をセットします。グラペと塩ビ板の間に10cm弱の隙間が出来るので、その間を上や下から適当に照明して、塩ビ板に色を透かしてみた感じですね。背景紙の上部と下左右2箇所の計3箇所からライティングした結果、フィギュアを照らすためのスポット照明が無くなってしまったよ…!/(^q^)\

    kotobukiya_ryougi_shiki_71

    通常の撮影にメイン照明として使っているRIFA-Fがあるのですが、こちらをいつも通りに点灯させると思ったような雰囲気にならなかったため、メイン照明は敢えて落としてバックからの光をレフ版でフィギュアにまわして撮影を行いました。かなり無茶苦茶なやり方かも知れません…。上の写真がRIFA-Fを点灯させたものになりますが、いつものピンクのグラペ使用時と雰囲気が同じでこれじゃ意味ないかなと…。

    で、色々試して撮影してみたのが下の作例になります。着物の色味等変わってしまっていますので、完全に雰囲気重視のイメージショットですね。とにかく美しく格好いいフィギュアなので、少し凝った事をやってみたくなってしまったんです…。

    kotobukiya_ryougi_shiki_52 kotobukiya_ryougi_shiki_53 kotobukiya_ryougi_shiki_54 kotobukiya_ryougi_shiki_55 kotobukiya_ryougi_shiki_56 kotobukiya_ryougi_shiki_57 kotobukiya_ryougi_shiki_58 kotobukiya_ryougi_shiki_60 kotobukiya_ryougi_shiki_61 kotobukiya_ryougi_shiki_63 kotobukiya_ryougi_shiki_64 kotobukiya_ryougi_shiki_65 kotobukiya_ryougi_shiki_66 kotobukiya_ryougi_shiki_68

    和装のフィギュアは多くありますが、コトブキヤ版の両儀 式はポージングや着物の皺の造形が素晴らしく、表面の柄のプリントも綺麗で和装好きには自信を持ってお勧めできる作品かなと感じました。元の作品をよく知らないのでキャラクターの再現度については言及できませんが、それを抜きにしても思わず手に取りたくなる不思議な力を持ったフィギュアだと思います。これは海外の方が日本のお土産として買うというのもアリかも知れませんね。敢えてひとつ明確な欠点を挙げるとするなら、それはぱんつが撮れない事で、あぁ、これはどうしようもない…! 次のレビューでは善処いたします。

    『劇場版「空の境界」 両儀 式 -夢のような、日々の名残-』製品レビューをお送り致しました。

    写真はFlickrにもUPしてあります。

     

    .30CAL CLUB様、にゅーあきばどっとこむ様、Asahiwa.jp様、真紅のハルヒ様、記事のご紹介、ありがとうございました~。

     



  • ◆当ブログではアフィリエイトプログラムを利用しています。


    前後の記事


    “[コトブキヤ]劇場版「空の境界」両儀 式 -夢のような、日々の名残- 製品レビュー” への3件のフィードバック

    1. OhnoRaptors より:

      Lovely review! I especially like the photos with the pink background and flowers. ^^ This is a very pretty figure.

    2. hobbyholic より:

      Thank you! The cherry blossoms match Japanese clothes!

    3. Johne311 より:

      I am impressed with this website, rattling I am a big fan. edcbkdffceek

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    • ホビー通販