［アルター］春日野穹チャイナドレスVer. 製品レビュー

2014年11月24日-21:17 -カテゴリー：フィギュアレビュー

アルターより発売の「春日野穹チャイナドレスVer.」製品レビューをお送り致します。

“アルター・春日野穹伝説” 再び…!!

2011年11月に発売され、恐ろしいまでの高評価を得たアルターの「春日野穹」。あれから3年の時を経て、完全新作となる「チャイナドレスVer.」が発売されました。メガホビでの原型展示、ワンフェス2014[冬]でのデコマス展示と執拗に情報を追いかけて来ましたが、いよいよ製品版のレビューになります。（感無量！）

実はアルターの「春日野穹」はこのブログをウェブリブログ上でスタートした際最初にレビューした製品であり、その意味でも今回の「チャイナドレスVer.」はこの変態フィギュアレビューブログHobby Holicのマイルストーンとなる製品でもあります。

※(*´ω｀*) いや、勝手に決めんな、と言うご意見もあろうｗ

まぁそれはそれとして、かねてから~~ｐｒｐｒしたいとwktk~~注目していたフィギュアですので、じっくりとレビューしてみたいと思います。それでは~~チャイナドレスｐｒｐｒプレイ~~レビューをドゾー！

メーカー：アルター
商品名：春日野穹チャイナドレスVer.
作品名：ヨスガノソラ
サイズ：1/7スケール（全高：約220mm　※椅子含む）
原型制作：橋本涼
彩色：彩部一路
発売日：2014年11月

■パッケージ

パッケージは白を基調とした上品なデザイン。縁取りの飾り罫と箱の中台紙には淡いグリーンが使われており、元イラストのカラーテイストを踏襲した配色となっています。（最近のアルター製品は透明なパッケージが多くなっている気がしますが、本作は紙のパッケージとなっていますね。）

箱の縁取りの飾り罫はパールインク、製品名には特色のシルバーが使用されているようで、光を当てると鈍い輝きを放ちます。特色×2とは地味にコストかけてますな…ｗ。

窓は正面～天面と背面の2箇所のみですが、両面とも大きく開けられているため視認性は良好。穹さん、黒ぱんつも堂々と見せつけておりますよｗ。

箱サイズは約W290mm×H280mm×D150mmで、平べったい箱形状。面のサイズは大きいのですが、奥行きが小さいため、店頭で購入しても持ち帰りはそれほど苦にはならないでしょう。（これはゲーム機だよ！と言い張ればおｋなサイズ感）

パッケージの両側面には、橋本タカシ氏の元イラストとデコマスの写真がそれぞれ掲載。再現度の高さを見せ付けるかのようなレイアウトですｗ。

■ブリスター

本体・椅子・台座が納められたブリスター。箱の横幅が大きいのは、広がった髪の毛に相当なボリュームがあるためでしょうね。

■取扱説明書

台座との接続方法等が記載された説明書が付属。特に難しくはありませんが、毛先の位置に関しては開封後にある程度調整が必要なようです。

■全身

背もたれの高い中華風の黒椅子に腰掛け、身に纏ったチャイナドレスの裾を大きくめくり上げた挑発的なポージング…！ 8方向1枚目から、既に黒いぱんつが丸見えという実に希少なフィギュアですｗ。（※見せてんのよ）

「チャイナドレス」と言うと赤や青など、派手な色を思い浮かべてしまうのですが、穹が身に纏っているのは「白チャイナ」！とてもシックな雰囲気を醸し出しています。

大きく横に広がったツインテールが優美な曲線を描いています。(*´ω｀*) とても美しい…。

これは、原作やキャラクターを知っているかどうかによらず、純粋に造形物として手元に置いておきたくなるフィギュアかなと思います。

■同社「春日野穹」とのサイズ比較

前作「春日野穹」とのサイズ比較です。私服版の穹は1/8スケールなので、並べるとスケール差を感じますね。チャイナ穹は座りポーズのため、設置上の高さは小さくて済みそうですね。（椅子の背もたれが結構高いですが…）

■少しアップで

恍惚とした表情で大胆にチャイナドレスの裾をめくり上げるこの仕草に、一体どれだけの同士がやられたのだろうね…！ｗ

ポーズ自体は比較的大人しいものですが、うねるようにカーブを描いた髪の毛が横方向のボリューム感と動きを補っており、静と動の両方を感じる造形です。

(*´ω｀*) とにかく仕草がエロ可愛いですね。

黒い中華風の椅子に座らせることで、白いチャイナドレスの輝きがいっそう引き立ちます。

硬質で直線的な椅子の造形と、動きのある髪の毛や柔らかなボディラインが強いコントラストを生み出しており、シルエットだけを見ても十分に美しいです。

見所の多いフィギュアですが、飾って遠目で眺めているだけでも満足できる出来栄えではないでしょうか。

■上半身アップ

上半身に目を向けると、華奢な身体に吸い付くようなチャイナドレスの美しさに目を奪われます。ドレスはパール塗装されており、鈍い光沢感と艶かしさMAXで脳髄が刺激されるぅううう…!!

(*´д｀*) けしからん！この幼児体型はけしからんぞ!!ｗ

ささやかな胸の膨らみも含め、穹のボディラインが容赦なくあらわになっており、~~これはｐｒｐｒしがいがあるなぁ。~~

塗装の質感が素晴らしいのは言うまでもありませんが、細かく造形されたドレスのシワにも注目したいところです。あと、おへその辺りのわずかな窪みが良い仕事をし過ぎていますｗ。

■お顔

ほんのりと頬を赤らめた表情が可愛らしい穹のお顔。いかにも穹らしい『表情の無い表情』ですが、その印象はアングルによって様々に変化します。

少し下から仰ぎ見るようなアングルだとお顔の丸みが強調されあどけない表情になり、個人的にはお気に入りかも。

アイプリントは瞳の部分に鈍い光沢感のあるタイプでとてもシャープ。アルターらしいキッチリとした仕上がりです。

下唇には光沢感のある淡いピンクの塗装（肉眼で見れば殆んど点ですが^^;）が施されており、穹の表情にほんのりと色気を添えています。この唇の仕上げ自体は良いと思うのですが、個人的には僅かに開いたお口の方をもう少し立たせて欲しかったかも。小さなお口も表情のニュアンスを決める重要な要素だと思うんですよね…。

デコマス基準で細かく見ると表情に僅かなニュアンスの違いが見られ、アンニュイで切ない感じがスポイルされた感もあるのですが、製品としての精度が高い事には違いないので、この辺は好みの問題になりそうですね。こういう表情のキャラクターは本当に難しい…！

間近でデコマスを見ていた人間のいらぬ意見、お許しをｗ。

■髪の毛

見所の多いチャイナ穹ですが、この髪の毛の造形は欠かせません。というか、元絵をよく再現できたな、とｗ。

この髪の優雅な広がり感がなければ、『椅子に座ったチャイナ服の女の子』で終わっていた気さえします。

穹のツインテールは結び目に近い位置から細かく枝分かれし、複雑なカーブを描いています。

一本一本の造形が細かいのはもちろんですが、毛先までシャープに仕上げられているのはさすがとしか言いようが無い。

やや誇張されたS字カーブも、このフィギュアに関して見れば『正義』となりますｗ。

(；´Д`A 細かすぎてどういう構造になってんのかサッパリなんだぜ…!!

とても細いので、このツインテールは破損に注意したいところです。先端が尖ってるので、引っ掛けて塗装を痛めないよう注意が必要かも知れません。

ツインテールだけでなく、前髪その他も細かく造形されています。

髪の結び目には白い大きなリボンが。チャイナ服だからと言ってお団子にしなかった所に美意識を感じずにはいられません。

リボンはふっくらとしたボリューム感のある造形で、とてもチャーミングです。

■ボディ・コスチューム

(*´ω｀*) んじゃ、そろそろボディをｐｒｐｒしますか。~~チャイナ服プレイって初めてかも!!~~

この製品の印象を非凡なものとしているのは、パール塗装されたチャイナドレスの質感でしょう。表面の輝きと複雑な陰影は、ボディラインを容赦なく浮かび上がらせます。(*´д｀*)

(*´д｀*) この、身体に吸い付くようなフィット感がたまりませんな…!!!　ｐｒｐｒｐｒ!!

(*´д｀*) 胸の谷間に寄せられたシワが芸術的過ぎて生きるのがつらいｗ。

ドレスの止め具のような装飾も細かく造形されており、雰囲気を盛り上げてくれます…！

ドレス表面の柄のプリントは2色が使用されており、元イラストを踏襲したものとなっています。この柄がとにかく細かい…！マクロレンズでこれだけ寄って粗が見えない精度に恐怖しますねｗ。

(*´д｀*) あー、生まれ変わったらおれ、チャイナドレスになるわ。※管理人はチャイナドレスプレイを堪能したようです。

チャイナドレスの生地裏はマットな質感の黒色（厳密には黒に近いグレー）で、パール塗装された生地の表側と強い対比を生み出しています。とにかく白と黒のコントラストが美しいフィギュアです。

(*´ω｀*) それにしても、チャイナドレスは「めくるもの」だったんですねぇ…ｗ。

裾のほうにも柄のプリントが。仕上げについては妥協を感じないクオリティで、さすがはアルター（ry

生地の表と裏でツヤツヤとサラサラの質感の違いが見て取れるので、この仕上げは個人的には好きですね。

■腕

穹は二の腕辺りまである長手袋を着用。塗装の質感はニーソと同様マットなものです。

所々に寄ったシワの造形が本当にお見事で、僅かな布の厚みを感じさせてくれます。

■お手手

ドレスを摘み上げたお手手も細かく造形。手袋をはめているため、爪等の造形はありません。

~~(*´ω｀*) 手袋のままにぎにぎされたいｗ。~~

■おみ足

白ニーソが眩しい穹のおみ足。開脚してるもんだから、黒ぱんつオープンなんですがそれは後ほど…ｗ。

白ニーソはマットな塗装で、チャイナドレスの質感と異なり、とても清楚な雰囲気です。~~膝とくるぶしの辺りに寄ったわずかなシワ感に欲情したくなりますね。（何）~~

椅子が少し高いと言うのもありますが、わずかに膝を浮かせたようなポーズで危うい雰囲気を醸し出しておりますｗ。太もものあたりのニーソの丸窓がチャイナドレスっぽいなと感じます。

脚の露出箇所は太もも付近のみなので、エロ成分は控えめです。ただし、腰の辺りから紐ぱんの紐がぶら下がっていたりして、これにはやられた、とｗ。（これ、ずっとチャイナ服の飾りかと思っていましたｗ）

穹は黒いパンプスを履いており、表面にはツヤのある塗装が施されています。

靴と椅子の塗装色は若干異なっているようです。

■(*´д｀*) おぱぬつ！

(*´ω｀*) お待たせしましたぁ！最初から見えちゃってましたが、もっとじっくり見ていきましょうね!!

ぱんつは色が黒い上少し奥まった場所にあるので、光を当てないとちょっと見づらいかも知れませんね。「たぶんぱんつなんだけど、もしかしたら違う何かかも知れない」と思わせる部分もありますｗ。穹さん、それぐらい堂々と見せているｗ。

左後ろに回りこむと、ドレスの隙間からふっくらとしたお尻と黒ぱんつを拝むことが出来ます。でもちょっと椅子が邪魔ｗ。

あろうことかコレ、紐ぱんの紐なのよねｗ。

ぱんつにはリボンの飾りや股布が造形されていますが、全体的にエロ成分は控えめです。ディテールどうこうではなく、「見えている雰囲気を愉しむためのぱんつ。」ですｗ。

(；ﾞﾟ’ωﾟ’）で、椅子から外してひっくり返してみたわけですが、これは!!!

プリップリの良いお尻ですｗ。穹は「肉感」といった表現とは程遠いキャラかと思っていましたが想像外のサプライズ!!!

(*´д｀*) た、た、たまんねぇっすコレ!!! ※ここに来てようやく調子出てきたｗ。

(*´д｀*) このまま空とか飛んじゃうんじゃないかと思える良いお尻ですな!!（意味不明）

(；´Д`A これはあれか？玄関のシーンか？

椅子に座らせたままだと良く分からないのですが、ひっくり返して観察すると成長の様子が良く分かる太ももとお尻です。お兄ちゃんは安心しました。

スジ的な造形はないので、エロさという点では物足りない感じもしますが、太ももやお尻のの柔らかそうな造形は一見の価値アリですｗ。ぱんつの色が白くなるとどのように破壊力が増大されるのか気になるところではありますｗ。

■台座（椅子）

穹が腰掛けている中華風の椅子です。白い台座にはめ込んで固定します。

椅子は高級感のある光沢ブラック仕上げで、座面の部分は深い赤色に塗装されています。模様の造形がいかにもチャイナな雰囲気を醸し出していますね。

穹と椅子はマグネットで固定されるため、ダボ等はありません。椅子の座面には穹のお尻をやさしく受け止める窪みが設けられていますｗ。お尻を平らにしなかったのは偉い!! ひっくり返して思う存分お尻をｐｒｐｒできる神仕様ですわよｗ。

椅子の脚4本をそれぞれ台座のピンに差し込んで固定します。白い台座無しでも椅子は立つのですが、地震等での転倒を防ぐためにも固定しておいた方が安心でしょうね。

台座底面は白いプラ製で、縁の部分に中華風の模様が造形されています。台座としては悪くないのですが、贅沢を言えばもう少し質感が欲しかったところです。

■フリーアングルショット

チャイナ穹のフリーアングルショットです。造形が素晴らしく、どのアングルでも絵になりますね。原型・デコマスと、イベントでアクリルパネル越しに見てきたわけですが、こうして手元に届くと不思議な気分になります。今回はあまり技巧に走らず、シンプルに撮影してみました。（途中で背景変えてますがｗ。）

ガラッと背景を変えてイメージチェンジ！

何となくチャイナドレスには赤が合うかな…と思って背景を変えてみました。映り込みをやりたかったので白い台座は取り外しましたが、意外と安定していますね。

黒椅子がもたらす硬質な中心線と、その上の柔らかな肢体の対比。これぞまさに芸術…!!と叫びたくなりますわｗ。

おまけ

実は柄物の紙も試してはみたのですが、どうもイメージとかみ合わず…。背景紙の選択は本当に難しいですね。

最後の白い柄紙は黒チャイナドレスで使うと映えそうな気もしますが果たして…？

昨年のメガホビでの原型の発表以来追いかけてきた「チャイナ穹」は、実にアルターらしい丁寧な仕上げで手元に届きました。塗装に粗い部分は見られず、パール塗装されたチャイナドレスの質感は素晴らしいの一言。チャイナ服フェチの入口に足を踏み入れてしまった感さえありますｗ。デコマスを見ていた身としては、表情のニュアンスについて若干思うところもあるのですが、素晴らしい原型を妥協の無い仕上げで完成させた高度なプロダクトである事は確かかなと思います。こうなると黒チャイナも…！と真剣に悩みますね…ｗ。黒チャイナのぱんつは白だそうで、やっぱ白もいいよねぇ…とか思ってる自分を何とかしたいですｗ。

「春日野穹チャイナドレスVer.」製品レビューをお送りしました。

写真はFlickrにもUPしてあります。