[コトブキヤ]ノーゲーム・ノーライフ 白 製品レビュー
2014年11月02日-22:33 -カテゴリー: フィギュアレビュー
タグ: コトブキヤ, ノーゲーム・ノーライフ, 製品レビュー
コトブキヤより発売の「ノーゲーム・ノーライフ 白」製品レビューをお送り致します。
“全てがゲームで決まる”というファンタジー世界『盤上の世界』(ディスボード)に召喚された天才ゲーマー兄妹『 』(空白)。その『空白』の片割れの妹「白」が、コトブキヤより登場です。
白は今年5月に行われたメガホビEXPO2014 Springで彩色サンプルの展示を見ており、造形的に気になっていたフィギュアでした。
展示サンプルは水色の縞ぱんが髪の毛のグラデーションがとても美しかったですね。
実はアニメの方は序盤部分しか視聴できておらず、『不登校、コミュ障、ヒキコモリ、ゲーム廃人』という設定と、それでいて天才的な頭脳の持ち主という事しか分からないんだよ?ヽ(´ー`)ノ でもCVが茅野愛衣さんなら間違いなく買いだよね!ヽ(´ー`)ノ
ま、それはそれとして、今回無事に発売となりましたので、製品の方をじっくりprprしてみたいと思います。それではレビューの方をドゾー。
- メーカー:コトブキヤ
- 商品名:白
- 作品名:ノーゲーム・ノーライフ
- サイズ:1/7スケール(全高:約155mm)
- 原型制作:小島翔
- 発売日:2014年10月
■パッケージ
白を基調として、下部にダイヤパターンの淡いグラデーションを施した商品パッケージ。窓の周囲に舞ったカードや、ポイントで入れられたチェスの駒などが作品の世界観を表しています。商品名の題字も、昔のゲームで使われていたドットフォント風のデザインになっていてちょっとレトロな雰囲気です。
背面には商品写真が大きく掲載。カラフルなフィギュアなので、白基調のデザインが正解かも知れません。
側面の窓はチェスの駒の形に打ち抜かれているなど、ちょっとした遊び心も。
中台紙には空(兄の方)のプリントがw。
窓は正面・両側面・天面の計4ヶ所で、正面窓が大きく開けられており視認性は良好です。パッケージサイズは約W190mm×H230mm×D170mmで、高さを抑えた直方体形状。1/7スケールとしては標準的なサイズ感でしょうか。
■ブリスター
本体・台座・チェスの駒が納められたブリスター。本体とチェス盤台座の間には接触しないようカップ状の支えが入っていました。
■説明書
台座への接続方法やチェス駒に関する説明が記載。チェスの駒は白黒お好みで持たせる事ができます。
■全身
傾いたチェス盤の上にちょこんと腰掛けた、どこか浮遊感漂う不思議なポージング。右手にはチェス駒(キング)を持っており、まさにゲームを進めている真っ最中!のようにも見えますね。ふんわりと広がった髪の毛のグラデーションが印象的で、ミステリアスな雰囲気を醸し出しています。ちなみにこのポーズは、ライトノベル1巻の表紙絵が元になっているようです。
のっけから見えちゃってますが、今は気にしちゃダメ!
チェス盤の上でバランスを取っているような、結構危ういポーズですねw。
虹色…というわけではないと思いますが、髪の毛はかなりカラフルです。
髪の毛のグラデーションは繊細なトーンで丁寧に仕上げられています。ふんわりと広がった髪の毛が、フィギュアにボリューム感を与えていますね。
キャラクターと台座をセットで魅せるタイプのフィギュアで、独特の雰囲気が漂っています。昨年話題となったあの『羽瀬川 小鳩』と同じ方が原型を担当されているようで、なるほどと勝手に納得しました。なるほど…!
■少しアップで
頬杖をつきながら右手でそっと駒を差し出す様子が、ちょっとけだるそうなヒキコモリ感を演出しています。片足のみニーソが脱げかけているのがミソですねw。
白は無表情キャラ…というわけではないと思うのですが、お顔は「表情の無い表情」を浮かべており、ミステリアスな雰囲気に拍車がかかってる感があります。
そしてこの表情は、その見た目以上に多くの事を語るのです。
(*´ω`*) まぁ、理屈抜きでもフツーに可愛いと思いますけれどw。
■お顔
白のお顔は、ラノベではなくアニメ版に合わせたデザインになっているようです。アイプリントもデコマスの雰囲気から大きく変わることなく緻密に再現されており、この点は一安心でした。チークや頬のハイライト等もしっかり再現されています。(*´ω`*) △のお口がとても可愛らしいですねw。
一見表情が無いように見えて、多くのニュアンスを含んだ表情を見せてくれるのが白の面白いところで、カメラ目線以外がハマるキャラクターかも知れません。垂れた前髪で瞳が隠れるアングルがあって、想像力を掻き立てられます。
白は前髪の隙間から覗く大きなおでこがチャームポイントになっていて、かしこかわいい。(*´ω`*)
お顔はどのアングルでも破綻することなく、様々な表情を見せてくれます。こういうフィギュアは撮っていてとても楽しいです。(*´ω`*)
アイプリントは瞳と白目部分に光沢があるタイプで、光を強く当てると結構テカります…w。仕上がりはとてもシャープで、赤から黄色に至る瞳のグラデーションも細かく再現されていました。展示されていたPVCサンプルをたまたま見る機会があったのですが、一瞬デコマスかと思ったくらいなのでお顔の再現度は高い方だと思います。(目の光沢を除けばw)
■王冠
頭に載せられた王冠は深みのあるゴールド塗装。色とりどりの宝石が散りばめられたようなゴージャスな仕様ですね。金属の質感がよく出ており、赤・青・緑の鮮やかな宝石は良いアクセントにもなっていると思います。
見た目はすごく硬そうに見えますが、王冠は柔らかい素材で出来ており、指で触るとグニャっと曲がりますw。先が尖っていますが、折れたりする心配はなさそうです。王冠は束ねた髪の毛に取り付けていたんですね…。^^;
■髪の毛
白の最大の特徴は、グラデーションで色彩が変化する長い髪の毛でしょうか。初めてデコマスの展示を見たときは、「果たして量産品で再現できるのだろうか…」と思ったものですw。(大変失礼) 髪の毛は頭頂部に近い場所から水色→ピンク→黄→緑と色が変化していきます。グラデーションの仕上げはとても綺麗でした。
前髪などは短いので、ピンクのあたりでグラデの変化が終わる感じでしょうか。髪の毛は造形も細かく、情報量は多めです。
くるんとカーブを描いた毛先の造形が何とも可愛らしい。
よく観察すると、毛先の方が少し透けているのが分かります。
後ろから光を当てるとこの通り。髪の毛にはクリア素材が使用されていました。毛先に近付くにつれ透明度が高くなり、より多く光を透過します。クリア素材は好みが分かれそうなポイントですが、個人的には『グラデーション塗装+クリア素材』の組み合わせは、白に関して言えばプラスに作用していると感じました。色に透明感が感じられるのがポイントだと思います。
髪の毛のグラデーションをまじまじと観察。色はそれほどビビッドなものではなく、パステルトーンのとても繊細なグラデです。ふわっと広がった髪の毛の柔らかい造形ともマッチしていますね。
(*´ω`*) とても美しい髪の毛です。
■制服
白は紫色のセーラー服を着用。制服のデザインはシンプルなもので、それ自体は特にエロくはないのですが、サイズが大きいのか、白が小さいのか、あるいはその両方か、肩の部分がずるりと脱げてしまっていてお色気アピールw。
(*´д`*) ロリっ子なのに何だこの色香は…!これはけしからんな!!(ウェヒヒ)
(*´д`*) 表情との相乗効果でエロさがグッと込み上げてきます…!妹の白い肩バンザーイ!
セーラー服のリボンはオレンジ~黄色のグラデーションに塗装。奥まっているのでチラッとしか見えませんが…。
セーラー服とスカートの隙間にチラッと見える隙間もナイスなポイントで、これは思わず指を突っ込みたくなりますね。
襟のラインにはみ出しが見られたのが少々残念な点で、塗りに関しては個体差も結構ありそうですね…。
■お手手
スッと差し出した右手には、チェスの駒(キング)が。駒は黒いキングと白いポーンの2種類が付属しており、お好みで手に持たせる事が出来ます。
指先は爪まで造形され、淡いピンクの塗装が施されていました。
ポーンを持たせたところ。
髪の毛に隠れてしまう部分ですが、左手にも爪の造形と塗装がありました。
付属するチェスの駒。とても小さいので、紛失しないよう注意しましょう。
指に持たせなかった方の駒は、こんな風に台座のチェス盤の上に置いて飾ることが出来ますが、ダボで固定されるわけではないため、ブリスターに戻して保管しておいた方が無難かも知れません。
■おみ足
白は紺色のニーソを着用。片足はナゼか脱げかけていますねw。このちょっとだらしない感じがキャラクターを良く表していると言えます。
ニーソにはボカシで陰影が細かく入れられており、艶かしい質感が良く出ておりますw。左足の脱げかけたソックスの下にダボがあり、台座とはこの部分で接続されます。
キャラ的に見て、お色気満点なおみ足ではないのですが、膝の開き具合とかが危うくてお兄ちゃんは心配ダー!!! (*´д`*)
(;´Д`A み、見えちゃいませんかね?
■(・ω・)b ぱんちゅ!
そして縞ぱんキタ━━━━ヽ( ゚∀゚)ノ━━━━!!!!
※結局撮るんですね、お兄様。
ヽ( ゚∀゚)ノ 淡い水色!! しましましましまヒャッハー!!
お尻はチェス盤と密着しておらず、少し浮かせ気味になっているので、そのままの状態で縞々の布地を堪能できます。
「見せてんのよ」的な計算された膝開度なので、横方向からのアングルでバッチリ拝めます。足の角度が絶妙すぎるw。
■台座
台座は円形で、表面にはチェス盤を模した白黒の市松模様がプリントされています。台座上には白が腰掛けるチェステーブルのようなものが斜めに取り付けられていました。底の盤面はクリア素材で光沢感と奥行き感が感じられます。
白が腰掛けると殆んど隠れてしまうのですが、チェステーブルの盤面にも市松模様がプリントされています。右下の方に見えるのは白本体を接続するためのダボ穴ですね。
チェステーブルはアンティークと言うか、ちょっとレトロな造形。斜めに傾いているのがポイントですね。(ぱんつの撮りやすさ的にもw)
チェステーブルは台座裏からがっちりとネジ固定されていますので、抜ける心配はないでしょう。
白本体の固定は左足の脱げかけたソックス部分一箇所のみ。一点支持ですが、チェステーブルが支えの役割を果たすため、傾き等はそれほど心配しなくても良さそうです。白のお尻にダボが無くて良かった…w。
■キャストオフ
案の定と言いますか、スカートを外せる仕様はコトブキヤ製品のお約束のような所がありますので、今回も遠慮なくキャストオフを敢行しちゃいますね!
取り外したスカートを裏側から。クリア素材の表側のみ塗装し、内側を塗らないのは色移りを防ぐためですね。(剥ぎ取ったスカートを手に感心。)
白はお腹の上辺りに分割箇所があるのですが、制服の下に隠れるためスカートを外した状態でも殆んど違和感なく飾ることが出来ます。
(*´ω`*) う~ん、こうすると腰掛けているチェス盤が良く見えるな~! ※心にも無いことを書きました。
(*´д`*) 縞々と市松模様のコラボレーション!!
(*´ω`*) 小ぶりなお尻には縞ぱんが良く似合う…!!
(;゙゚’ω゚’) 見えない部分にも関わらずおへそまでしっかり造形されていますがこれは…!!w
縞ぱんはシワ感等も造形されています。縞の塗り分けは比較的綺麗なものでした。
すじ的なラインは確認できず。
表情とセットでお楽しみ下さい。
あー。久々に縞ぱん撮った気がしますわ。(満足)
■フリーアングルショット(自由作例)
さて、一通り撮ったところで、気分を変えて白の自由作例に移りましょう。
白は一見無表情のように見えて、様々な表情を見せてくれるのが面白く、アングルを探る中で様々な発見がありました。目線アングルももちろん可愛いのですが、右肩越しに見た横顔が特に好みだったりします。背景も変えながら、色々と撮ってみました。
やや上からの構図ではアンニュイな雰囲気が醸し出されますね。
大きな額がとても知性的な印象を与える白の横顔。浮かび上がってくるお顔の輪郭も美しく、この右肩越しのアングルは個人的に特にお気に入りです。
少し照明と背景のセッティングを変えて、後ろからピンクの柔らかい光が漏れるように。クリアパーツの髪が光を透過するのが面白いですね。
背景紙を雲模様柄に変えて何枚か。
何となくファンタジー世界風?^^;
長い前髪によって隠れる部分がアングルによって異なり、表情の変化に面白い影響を与えているなと感じました。この横顔からは鋭い意思のようなものが感じられます。
最後にストロボを使用した透過光による白バック撮影を。下にアクリル板を敷いて映り込み効果もプラスしています。(髪色が少し飛んでしまったのが今回の反省点ですね。)
こうやって撮ると、髪の毛の透け具合が良く分かります。
コトブキヤの「白」は、美しい髪色のグラデーションと様々な表情のニュアンスが楽しめる製品に仕上がっておりました。お顔の雰囲気もほぼデコマス通りで破綻もなく、満足のいく出来栄えでした。髪にクリア素材を用いた点も、個人的には評価したいポイントかなと思います。ダルかったりバリが残ってたり…という事が多いとちょっとアレなんですが、素材的なアプローチも面白いと思うんですよね…。白の髪は光がうっすらと透けるようになって、デコマスよりも雰囲気が良くなったように感じました。
あと、お約束なのか買った人向けの粋なサプライズなのか分かりませんが、しっかりスカート外せる神仕様になっておりますので、思い切って剥いちゃうのもアリでしょう…!(*´ω`*)
「ノーゲーム・ノーライフ 白」製品レビューをお送り致しました。
写真はFlickrにもUPしてあります。
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