[ANIPLEX]巴マミ 舞妓Ver. 製品レビュー
2015年06月21日-17:34 -カテゴリー: フィギュアレビュー
タグ: ANIPLEX, まどマギ, ストロンガー, 製品レビュー, 魔法少女まどか☆マギカ
ANIPLEXより発売の「巴マミ 舞妓Ver.」製品レビューをお送り致します。
(゚∀゚) 舞妓マミさん艶やかに登場ー!
舞妓まどか、晴着ほむらと続いてきたANIPLEXのまどマギ和装フィギュアシリーズに「巴マミ 舞妓Ver.」が加わりました。ANIPLEX+限定の受注生産品としてリリースされているこのシリーズは、艶やかな着物姿のまどマギキャラクターの可愛らしさも手伝って、キャラが増えるごとにフィギュア棚がどんどん華やかになっていくという計算されたシリーズ設計が魅力ですw。今回3人目となるマミさんが発売(発送)されましたので、さっそくprprしていきましょう…!
既に発売済みの舞妓まどかと晴着ほむらのレビューは下の画像よりどうぞ。
- メーカー:ANIPLEX
- 商品名:巴マミ 舞妓Ver. 1/8スケールフィギュア
- 作品名:劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語
- サイズ:1/8スケール(全高:約190mm) ・専用台座付属・付属パーツ「ベベ」
- 原型制作:宮嶋克佳(パッケージの記載は間違い)
- 製作協力:株式会社ストロンガー
- 発売日:2015年6月
■パッケージ
マミさんのイメージカラーであるオレンジ・黄色を基調とした商品パッケージ。帯や和模様ピクトの入れ方やアーチ状に開けられた窓など、シリーズ共通のデザインフォーマットを踏襲しています。(べべのピクトがデザインに違和感なく溶け込んでいてワロタw。)
パッケージ背面には金色の屏風の前でポーズを取る舞妓マミさんのイメージ写真が掲載されており、「悪代官の屋敷で強制的にティロ・フィナーレさせられちゃうマミさん」といった薄い本的妄想がいっそう捗りますw。(やめなさいってw)
■側面
パッケージ側面にはデコマス写真と元となったイラストが掲載されていました。空の淡い色にピンクの着物と桜が映えて美しいですね。
パッケージ寸法は約W210mm×H250mm×D160mmで、舞妓まどか、晴着ほむらの箱よりも若干大き目。窓は正面と天面に設けられており、正面窓からの視認性は良い方だと思います。
■ブリスター
ブリスターには本体・台座・べべのほか、べべを台座に固定するアタッチメントが納められています。説明書は特に付属しておりませんでした。
■全身
華やかな桃色の着物に身を包み、扇を持って舞う姿を捉えたようなポージング。お座敷で舞妓さんのお仕事中…という設定でしょうか。本製品にはべべも付属しており、足元でマミさんと同じようなポーズを取っているのが微笑ましいですw。(*´ω`*)
マミさんの立ち振舞いはとてもエレガント。しなやかな身体の動きが再現された造形だと思います。
後姿のシルエットも美しいですね。艶っぽい色香を漂わせております。
大人っぽい雰囲気の中にあどけない少女の可愛らしさを感じる舞妓マミさんに思わず(゚∀゚)キュンキュン!
■少しアップで
舞妓マミさんの造形から受け取る印象はしなやかで柔らかいもので、優雅な舞い姿を想起させます。
(*´д`*) や、柔らかそうな身体のラインが…み、見えるぞ…!!(結局それかw)
着物の色合いも関係あるかも知れませんが、ふんわりとした雰囲気が感じられるのはマミさんらしくて良いのかなとw。
帯は鮮やかな赤色で、後ろから眺めると雅な印象が強まります。柄のプリントも高精細な仕上がり。
とにかくしなやかな身体の動きが感じられるフィギュアで、マミさんのチャーミングな表情が引き立って見えます。
マミさんは金髪縦ロールというエレガントすぎる髪型であるため、着物を着せると京都観光に来た外人さんにしか見えない、と言う罠w。 Oh! コレガ ジャパニーズ マイコ デスネー!(誰だよw)
まぁ元々まどマギ作品と舞妓はストーリー上は何の繋がりもないため、ここは日本の伝統芸能との粋なコラボ(?)を愉しむのが正解でしょうw。
■お顔
つつましやかに微笑むマミさんのお顔は、とても可愛らしく再現されています。色香よりもあどけなさを感じる表情ですね。
お顔にはふっくらとした丸みが感じられ、頬にはマンガ的・記号的な頬染めが入れられています。柔らかい身体の仕草と表情のマッチングが素晴らしいです。
(*´ω`*) 結んだお口の形が可愛いらしい。
(*´ω`*) 魔法少女姿ではナイスバディな部分ばかり強調されがちだったマミさんですが、こうして見ると普通に可愛い女の子なのですよね…。う~ん、可愛さ新発見w。
3年前ほど前にグッスマ版のマミさんをレビューしましたが、「はち切れそうなほど豊満なのに、マシュマロ並みに柔らかそうなこの感じ!」などと書いていて、このブログの管理人のバカっぷりはまったく変わってねぇなぁ、とw。
マミさんのアイプリントは光沢のない仕上がりで、瞳の斜めのラインやグラデーションなど緻密に再現されていました。とても良い出来で可愛らしい!(*´ω`*)
■髪飾り
舞妓さんらしく、髪にはかんざしや飾りがふんだんに付けられております。造形も塗装も細やかな仕上がりです。
かんざしは金属感溢れるシルバー塗装で、一部にゴールド調のグラデーションが入れられニュアンスを含んだ色合いに仕上げられていました。金属の質感が高められていますね。
■髪の毛
金髪縦ロールが特徴的なマミさんの髪の毛には、所々にグラデーションが入れられていました。造形の情報量はそれほど多くはありませんが、前髪等はシャープに仕上げられております。
後頭部は…満月みたいというかちょっとツルツルすぎる?w(キャラ的に元々こういうデザインなのかも知れませんが萩の月みたいで美味そうとか思ってしまったぜ) ツインドリル状の縦ロールは柔らかい別パーツを側頭部に接着しているようですね。引っ張ると伸びますw。
ツインドリル部分はとても柔らかい素材なので、変形してしまった時などはドライヤーで温めれば直せそうです。
■胸など
和装フィギュアの宿命と言うか、胸がぎゅぎゅっぎゅっ!と締め付けられてしまい、本来の破壊力を失っている感はあります。それでもちゃんと膨らみを感じるのだからマミさんのバストはスゴイw。
(*´д`*) 巨乳感はありませんが、とても美しいジャパニーズ微乳ですw。
■うなじ
(*´д`*) もうね、和服ったらコレでしょ!? うなじですようなじ!! 肌が露出した数少ないポイントなのでわすれずにprprしましょうね!!
背中の微妙なくぼみ感など、ほんのりと色香が漂う罪な造形w。prprしたいぜ!(*´д`*)
■舞妓服
毎度細やかな仕上がりでレビューサイトを驚愕させる着物の柄は今回も健在ですw。薄い桃色の着物には梅をモチーフにしたと思われる花柄が散りばめられております。胸の部分には蝶のシルエットも。
グラデーション塗装+柄のプリントで艶やかな舞妓さんの着物が再現されており、この色数の豊富さときたら…w。淡い黄色でシャープに入れられたグラデーションはプリントで再現されているようです。(網点を確認しました)
着物の裏地部分には飛翔する蝶のシルエットが。胸の部分の蝶との連続性を感じさせるデザインですね。
柄のプリント精度は非常に高く、グッスマやアルター製品と比べても遜色ないレベルだと思います。
「だらりの帯」には鮮やかな朱色をベースにグラデーションで濃淡が入れられ、帯の「重さ」まで感じさせる風合いに仕上げられています。緑色の車輪(あるいは風車?)が、色彩上のアクセントになっていますね。
2本の帯にはそれぞれ表裏両方にプリントが入れられています。重なって隠れている部分もめくりあげれば見ることは可能です。
ぱんつ以外の隠れた部分の仕上げに強いこだわりがあるわけではありませんが、見えない部分も丁寧に仕上げられているのは買った身としては嬉しいものです。価格も価格ですので…。
■お手手
袖口をちょこんとつまみあげるような仕草の可愛らしいお手手。
(*´д`*) 袖の奥には素肌も露出しているぜ!!
指先は爪まで細かく造形され、ピンク色に塗装されていました。
扇を手にした右腕のポーズはとてもしなやかで美しいですね。大胆で躍動感溢れるポーズ!と言うわけではありませんが、こういった所作に美しさを見出せるのは日本人特有の感性なのかも知れません。
右手も指先まで丁寧に造形されています。扇は後付パーツではなく、あらかじめ接着されているため差し替え等はできません。
右手の爪にも左手同様ピンクの塗装が。
扇は爽やかな水色で、白い波模様のような柄がプリントされています。桃色の着物との色彩上の対比が面白いですね。
■おみ足
着物の裾からは赤い襦袢と白い足袋が覗いております。凝った台座のデザイン効果もあって、足元まで華やかなフィギュアですね。
舞妓まどかと晴着ほむらが下駄を履いていましたが、マミさんは足袋のみ。これはお座敷のシーンを再現しているからなのでしょうね。
台座のデザインも凝っていて、赤い部分には絨毯のようなザラっとしたテクスチャ感が加えられています。舞い散るピンクの花びらが美しいですね。
白い部分と赤い部分で表面の風合いが異なる面白い台座です。桜の白い花のプリントが引き立つよう、ベース自体のパーツ色は淡いブルーが使われているようです。とても細やかな色彩デザインです。
花びらの配置も、フィギュアの置き位置を計算に入れてレイアウトされているようです。
■台座単体
毎回凝った台座が付属するこのシリーズですが、今回も美しい仕上がりでした。サイズは直径約130mmで、舞妓まどか・晴着ほむらの台座よりも少し大きくなっています。
台座と本体の接続は左足一箇所のみ。マミさんは自立するため、台座なしでも一応飾ることは可能です。地震で倒れるかも知れませんが…w。
サイズは若干大きくなりましたが、フィギュアに合わせてデザインされている台座ですので、一緒に飾って楽しみたいところです。
■べべ
ブリスターの中にビニールに入れられた小さなパーツが入っていて「これ何ぞ?」と思いましたが、こちらはべべを台座にセットするためのアタッチメントのようなものでしたw。
べべは自立しないため、このアタッチメントに足を差し込んで台座上に立たせます。殆んど目立たないので見た目的に違和感はありません。
劇場版[新編]に登場したべべもしっかりと再現。おしゃまなポーズが可愛らしいですねw。
サイズは小さいですが、細部まで丁寧に造形されています。汎用お遊びパーツとしても使えそうな気がw。
(*´ω`*) べべも舞妓マミさんのポーズを真似しておりますw。 それにしても、扇のデザインがブルーチーズを思わせる色合でこれは妙にじわじわ来るなw。
べべは背中に赤いマントを身に付けていて…んんん??
(;゙゚’ω゚’) こ、この顔わああああああ!!! なぜここまで高精細にプリントしたのかw。こりゃ本気だわw。(何がだw)
(*´д`*) ちなみにべべのぱんつは拝めませんでしたw。
べべは台座上にセットするのが正しいのですが、マミさんの左腕にちょこんと乗っけたりもできます。うん。これはこれで可愛い。(*´ω`*)
べべはマミさんの大切な友だちですから…。
■フリーアングルショット
(*´ω`*) 舞妓マミさんの乱舞はっじまっるよー!
舞妓マミさんのフリーアングルショットです。ここ最近、レビューパートの撮影からある程度背景をセッティングして撮るようになったため、背景そのままでアングルのみ変えながら撮影しています。ぐるりぐるりと舞妓さんの踊りをご堪能あれ。
少し大人びた色っぽさの奥から、少女のようなあどけない可愛らしさが湧き出てくるようなフィギュアですね。とても可愛いマミさんです。
さてさて、ここから背景を変えてイメージチェンジです!
パッケージに掲載されていたイラストの配色が綺麗だったので、そのままパクッて似たような配色を目指してセッティングしてみました。
と言うか、背景は前回のシリカの撮影と同じセッティングなんですけど…w。桜は以前撮影用に買った造花を引っ張り出してきました。
淡いブルーが着物と髪色を浮き立たせて綺麗に見えますね。
色調的には柔らかい春のトーンを感じます。
背景に淡い色を使うのは苦手で極力避けてきたのですが、少し練習して使いこなせるようにならないとあきまへんな。
■シリーズ集合
ピュエラ・マギ・舞妓・クインテット!!(現状ではトリオですがw) このシリーズも3人が揃い、並べたときの色合いも華やかになりましたね~。杏子・さやかも早く並べてあげたいですなw。
一人じゃないマミさんが輝いて見えるよ…!
ピュエラ・マギ・舞妓・クインテットが花びら大回転する薄い本とかありませんかねw。
■おまけ(舞妓マミさんの舞い)
何となく明るい背景で撮影してしまったので、一枚だけ毛色の違うものを。金箔が貼られた和紙を置いて、お座敷で舞う舞妓マミさんの姿を演出。(この後「あーれー!」な事態になったのかどうかは管理人にも分かりませんw。)
「巴マミ 舞妓Ver.」は、舞妓まどかより続く『まどマギ和装フィギュアシリーズ』の最新作として相応しい、とても丁寧な仕上がりで登場しました。
受注限定フィギュアと言うこともあり、購入者の属性も熱心なまどマギファンやコアなフィギュアコレクターになるのかなと思いますが、期待値も大きく「目の肥えた」層向けのシリーズだけに、しっかりとした仕上げで発売されたのは良かったな、と。(価格的にも結構お高いですし…)
個体差等もあるかも知れませんが、管理人の個体は良個体だったようで、晴着ほむらの時に「あれ…?」と感じた舞妓まどかとの仕上げの差異については、今回は殆んど感じませんでした。杏子&さやかも期待して発売を待ちたいと思います。(*´ω`*)
撮影小ネタ
前回あたりから殆んどノリで書いている、蛇足的な撮影後記です。
今回のマミさんの撮影は淡いピンク色の背景を使用しましたが、この色にたどり着くまでに実はかなりの時間を要してしまいました。
具体的には、以下のようなセッティングを試行していたのです。
マミさんのイメージカラーは黄色(もしくはオレンジ)。キャラクターにイメージカラーが設定されている場合には、それと同系統の背景色を使用するのが比較的無難で安全な背景選択のあり方だと思います。(キャライメージとの乖離を避ける、と言う意味においては)
でも写真で撮る場合には、他の問題が出てきたりして、一概にイメージカラーを使用すればおk!とは言えないんですよね…。(いつも悩んでいる点…)
今回もある意味セオリー通りに黄色系の背景から試してみたのですが、実際に撮影してみるとどうにも「コレジャナイ」感が…。写真で撮る場合、髪色と背景の色が似ていると同化してしまって頭部の輪郭が出ないんですね…。ほんのりとした淡い黄色も採用一歩手前だったのですが、もうバックに少し色のニュアンスが欲しいと言う理由で没にしました。(あと黄色系は色被りが強くて現像が大変だったり…)
次にピンク系統の色を試してみました。明るさ的にフィギュアの輪郭はきちんと出たのですが、やはりもう少し色合いにニュアンスが欲しいと感じてこちらも没に。紫系の色合いも悪くはないと思いましたが、少し寒すぎるかな?と感じてもう少しだけ暖色系に振る事にしました。
最終的には薄紙を3枚重ね、後ろから照明してこんな感じのトーンが出来上がりました。(;´Д`A
明るく飛ばしすぎない程度に色のトーンを残した風合いで、ピンク系統の色合いの中に若干紫の色成分が含まれています。
フィギュアと背景の明度差が小さくなり過ぎてしまったため、もう少し背景の照明を強くして飛ばない程度に明るくしても良かったのかも知れませんね…。背景はピンク系統の色合いな のですが、淡いブルーのソフトペーパーを一枚噛ませているため、若干寒色に振れていて、見た目上は淡い赤紫のような色合いに見えます。ピンクのみの色合いだと、着物と背景の色合いが同化してしまうような気がしたので、若干色相をずらしました。
また、イメージ撮りで淡いブルーの背景を使用しましたが、こちらはレザック66・スカイの手前に淡いブルーのソフトペーパーを重ね、その隙間を照明して作り出した透過色を使用しています。
背面のレザックの紙色を、半透明のソフトペーパーで和らげている、と言う言い方が正しいのかも。ソフトペーパーではなくトレペを使う方法の方が技法としては一般的かも知れません。
この撮り方の場合、最背面にどのような紙色をセットするか、それをどのように照明するかが重要になってきます。
試しに、背面のレザックを白い紙(グラペの裏ですが…w)に変えてみるとどうなるか…?
ソフトペーパー自体にも淡い色が付いていますが、単体では現像すると殆んど白く飛んでしまって色がまったく出ませんw。背景紙のセッティングは肉眼でイイ感じに見えていても、実際に撮影・現像してみるまで結果が分からない事が多く、出したい色をサッとセッティング出来るようになるためには、色々な事を試して「引き出し」を増やしていくしかないんですよね…。時には失敗する事も必要なのでしょうw。
前回のレビュー後記で「いつも使っている背景紙に飽きてしまった」的な事を書きましたが、これは同じ背景紙の「上がり」に飽きたのではなく、「撮る前から上がりが読める」ことに飽きてしまったのだな、とあらためて自己分析してみたり。つまり、撮影する前から「この紙で撮ると、きっとこんな感じの上がりになるな」と言う結果が先にイメージできてしまって、そこに新鮮味や驚きといったワクワク感を感じなくなってしまった、と言うことなのかも知れません。※これを良しとするかは人によると思いますが…。
時間がない時は上がりの読める紙を使うかも知れませんが、楽しみを広げるため未体験の新しい事にもどんどんチャレンジしていきたいと思っている今日この頃です。
「巴マミ 舞妓Ver.」製品レビューをお送りしました。
写真はFlickrにもUPしてあります。
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