[グッドスマイルカンパニー]鹿目まどか 始まりの物語/永遠の物語 製品レビュー

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グッドスマイルカンパニーより発売の『鹿目まどか 始まりの物語/永遠の物語』製品レビューをお送り致します。

数々のまどマギシリーズをリリースしてきたグッスマから、鹿目まどかの新作スケールフィギュアが登場です。今回発売となった『鹿目まどか 始まりの物語/永遠の物語』は、2012年公開の劇場用キービジュアルが元という事で、蒼樹うめ先生のイラストタッチをそのまま立体化したような雰囲気が特徴的ですね。「うめてんてー版まどか」とでも呼べば良いでしょうか。

グッスマからは既にTVシリーズ版のまどか(という表現でよいのだろうか…)が2012年に発売されていますが、今回は新規原型の「うめてんてー版」という事で、密かに注目していた作品でした。原型制作はあのアルティメットまどかを手がけた桜前線のひろし氏という事で、こちらも見逃せませんね!

昨年10月に『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』が公開された際、新宿バルト9に数日間だけ展示されていた彩色サンプルを運良く見る機会があり、その後気付いた時にはポチっていたという恐ろしい出来事があったのですよw。

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ま、これを見せられてはね…。

一次出荷分の発売が1月から3月に少し延びていましたが、無事に発売となりましたので早速撮影致しました。それではレビューの方をドゾー。

 

  • メーカー:グッドスマイルカンパニー
  • 商品名:鹿目まどか 始まりの物語/永遠の物語
  • 作品名:劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語
  • サイズ:1/8スケール・専用台座付属・全高:190mm
  • 原型制作:ひろし(桜前線)
  • 発売日:2013年3月(一次出荷分)

 

■パッケージ

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正面に大きく開けられた丸窓が特徴的な商品パッケージ。そう言えば、まどかシリーズの箱は劇場版さやかちゃんを除けば、みな丸窓が使用されていましたね。桜色のグラデーション地にいかにも魔法少女的な模様・テクスチャをがこれでもか!というくらいあしらった、見た目にも華やかなデザインです。箱はマット調のしっとりとした質感で、商品写真や柄の部分に光沢感のあるニス加工が施されています。特別豪華、という訳ではないのでしょうが、グッスマのパッケージは印刷や紙質など、いつも凝っている印象がありますね。管理人は「パッケージまで含めてひとつの製品」と捉えているので、こういうデザインを見るのは大好きだったりします。

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箱のサイズはW220mm×H250mm×D140mmと少し横幅がありますが、奥行きは小さめに作られていました。窓は正面・天面と側面の計3箇所。正面の丸窓がそれなりに大きいため、視認性は高い方かと思います。側面の小さな丸窓は殆ど明かり取り用でしょうね。

 

■ブリスター

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本体・台座・弓と矢が納められたブリスター。フィギュアの大きさに対して、わずかに余裕を持たせた構成と言えるかも知れません。開封していて、ビニールの量が少なく取り出しやすいのが美点かなと感じました。

 

■説明書

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台座への固定方法や弓矢の持たせ方が記載された説明書が付属。決して複雑ではないのですが、台座への固定角度が難しかった印象がありますので、作業前にしっかりと目を通しておきましょう。

 

■全身

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身体を大きく反らせ、儚げな表情で弓を引くポージング。右足は渦巻いた風を思わせるエフェクトの上に固定されており、不思議な浮遊感が漂っています。

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身体を反らせているだけでなく、足も駆けるような感じで曲げているため、全身を見た際には三日月のような反り具合に見えますね。大胆にして繊細、という印象を持ちました。

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(´-`).oO(エビ反りとか言っちゃダメ…!)

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■少しアップで

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うめてんてーのまどかは表情がとても印象的。クリンとした大きな瞳に思わずドキッ!!

 

■お顔

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元となっているのが蒼樹うめ先生の劇場用キービジュアルという事で、お顔立ち…特に目の大きさが前作のまどかとは大きく異なっています。表情も笑顔ではなく、少し儚げな印象で、ポージングと組み合わせて見るととてもミステリアスな雰囲気を醸し出していますね。

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お顔は基本的には丸顔なのですが、角度によってはやや平板に見えるところがあるかも知れません。顎の下から見上げるようなアングルはちょっと苦手かも。

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アイプリはとてもシャープな仕上がりで、細かな線で入れられたグラデーションや瞳のハイライトなど、細かな部分までとても丁寧な仕上がりでした。ほぼデコマス通りと言って良いのではないでしょうか。瞳に光沢は殆どなく、撮影時にテカリの心配をしなくて良いのも有難い点ですw。

 

■髪の毛

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髪の毛には細かく動きが付けられており、髪の房が揺れる感じが良く再現されています。毛先までシャープに造形されていて、モッサリとした感じがなく、個人的には好印象。造形の情報量も多く、前作よりもリアル感が増した感じです。まどかが少し大人びて見えるから不思議なものです。

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赤い大きなリボンにも髪の毛と同様に動きが付けられています。

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リボンはボリューム感のある造形。

 

■上半身

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胸元のソウルジェムはクリア仕様。かなり細かい部分ですが、縁取りはゴールドに塗装されていました。ソウルジェムの色は前作よりも赤味が強くなったように感じました。

 

■胸など

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(;゙゚’ω゚’)…なんか、胸大きくなってね?

前作のまどかと比較して検証してみましょう。

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/(^q^)\ やっぱ大きくなってる!!!!

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( ゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!

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( ゚∀゚)o彡゜( ゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!

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あー、あと、すごくマニアックなポイントですが、管理人は背中に開いたハート型の窓とか大好きですね。

 

■コスチューム

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ふわっと大きく広がったスカートも健在です。この中に魔法少女の夢が詰まっているわけですね…。(違う

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服のリボンも立体的な造形で、ボリューム感があります。

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ふわふわのクッションのよう。

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スカートの裾の部分のフリル造形も細かく、本物の布の皺のようです。

 

■腕など

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手には弓と矢を構えています。

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両腕は弓と矢の位置を調整しやすくするためか、若干柔らかい素材で整形されているようです。そのため、肌の成型色が脚の部分などとは若干異なっていました。強い光を当てると、若干テカリが出るかもしれません。

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肩や腕の部分のフリルも丁寧に造形されていました。まどかは過去に何度も撮っているから楽勝だぜ!と思っていましたが、あらためて撮影してみると造形の情報量の多さに驚きます。

 

■お手手

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弓と矢は別パーツになっており、弓は後から左手にはめ込みますが、指先をドライヤー等で温めてから持たせた方が安全です。

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矢は弓のダボに固定し、右手の指先に位置を合わせるのですが…上の写真は突端の位置が間違っていたかも知れません。撮影中に動くと困るので指に乗せてしまったのですが、人差し指の下に矢の突端が来るような感じで合わせるのが正解なのかも。

 

■弓と矢

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前作は弓だけでしたが、今回はポーズの関係で弓と矢両方が付属しています。

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弓の先のバラも細かく造形。

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弓に埋め込まれた宝石はクリア仕様になっていました。大きさは前作よりも少し小さくなったかも。

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矢もクリアパーツで成型されています。先端がかなり細いので、怪我や破損にご注意ください。

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矢は手に持たせるのではなく、弓のダボに固定します。少し外れやすいかも。

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こうして見ると 指の先から弓が生えているように見えますが、管理人が取り付け位置をちょっと間違えただけですよ。(フォローになってないorz)

 

■おみ足

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宙を駆けるようなポーズで膝を曲げたおみ足。露出度が低めなのが残念な点ですが、仕草は女の子らしくて可愛いかなと思います。

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ソックスの折り返し部分がふんわりと広がっているのが可愛らしいですね。

 

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真っ赤なパンプスはツヤのある上品な塗装で、グラデーションで陰影が入れられていました。色合いは前作よりも少し濃くなったような印象。靴のリボンも細かく造形されていました。

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(‘A`) 例によって、スカートの中のフリル量に恐れおののくなど。勝てる気がしねぇ…。

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台座とは右足一箇所で接続されています。

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渦巻きエフェクトには金属の支柱が埋め込まれており、この支柱を足裏の穴に差し込んで固定します。実際やって見たところ、角度を合わせるのが難しい印象でした。角度が合っていれば力を入れなくてもサクッとはまりますので、うまくはまらない時は角度を疑って見てください。無理に力を入れるとダボ穴を傷付けてしまいます。支柱の角度と足の角度を合わせるのがポイントですかね。

 

■台座

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ピンクのグラデーションのぼかしが入れられた円形台座。中心に近づくにつれ透明になっていくのはシリーズ踏襲ですね。大きさは非常に小さいのですが、重量バランスが取れているので比較的安定しています。指先でフィギュアをつつくと少し揺れますがw。

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渦巻状の台座エフェクトはクリアパーツで成型されており、透明感があります。造形も細かいです。このパーツの上にフィギュアが固定されることで、独特の浮遊感が生まれているのですね。面白い演出だと思います。

 

■ローアングル

管理人は無駄だと分かっていてもトライしないと気が済まない性分なので、ちゃんと撮りましたよ!

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( ꒪⌓꒪) ……。

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( ꒪⌓꒪)……。

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( ꒪⌓꒪) 完璧に守られていたぜ…。完璧に…。

 

 

■前作まどかとツーショット

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2012年発売の鹿目まどかとのツーショット。同じ魔法少女コスチュームでの立体化ですが、両者は大きく印象が異なっていますね。

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前作まどかは大きくお口を開いた笑顔で、とても可愛らしい印象。オマケでQBも付いてたぉ。

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「うめてんてー版」のまどかは、どこか儚げな表情で、ポーズにも特徴があります。完全に別物です。つまり、まどかが好きなら両方買えってことですねわかりますw。

 

■フリーアングルショット

まどかの自由作例です。どうもまどか=ピンクの印象が強くて、全編通してピンク系の背景紙を使用しての撮影となりました。イメージショットではあまり奇をてらわずに、薄ピンク色のラメ紙とグースの羽根を使用して、いかにも魔法少女的な王道的なイメージで撮って見ました。「うめてんてー版」のまどかはとにかくポーズと表情が印象的で、幻想的な雰囲気を出してみたかったのですね。いつも背景ははビビッドな強い色で攻めるのですが、今回のラメ紙は薄い色合いの紙をセレクトして、ふんわりしたイメージで仕上げて見ました。本当はもう少しキラキラさせたかったのですが、なかなか上手くいかないものですね…。もう少し研究してみます…。

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うめてんてー版まどかは、ほぼデコマス通りと言ってよい丁寧な仕上げで手元に届きました。印象的なポージングや儚げな表情、細かい部分まで作り込まれた造形の美しさなど、前作のまどかを持っていたとしても買う価値はあるなと感じましたね。まどかファンなら押さえておきたい一品です。

『鹿目まどか 始まりの物語/永遠の物語』製品レビューをお送りしました。

写真はFlickrにもUPしてあります。

 

 



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“[グッドスマイルカンパニー]鹿目まどか 始まりの物語/永遠の物語 製品レビュー” への3件のフィードバック

  1. […] [グッドスマイルカンパニー]鹿目まどか 始まりの物語/永遠の物語 製品レビュー (HobbyHolicさん) […]

  2. OhnoRaptors より:

    Beautiful figure! This Madoka is an improvement over the first. Your photos are super pink and cute!

  3. hobbyholic より:

    Thank you! Pink suits her well. Facial expression and pose is very cute!

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