ワンフェス2013[冬]大反省会

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ワンフェス2013[冬]の独り大反省会です。失敗談、反省点等うだうだと綴っております。あまり面白くないかも知れませんが、今後の改善に向けた出発点として。

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今回の装備。

K-5+28-75mmズーム+内蔵ストロボ+ポップアップストロボディフューザーという軽装備。やはりこれはエベレスト登頂にリュックサックひとつで挑むかのような無謀な挑戦・・・! だったのだろうか?

■ストロボ編

今回のワンフェスでは殆どの撮影を内蔵ストロボ+簡易ディフューザーという構成で撮影を行いましたが、やはりこれは再考の余地ありと感じました。

ディフューザーの効きが弱く、被写体の真正面から強い光を浴びせる事になったため、フィギュアの微妙な立体感が再現できず、全体的にのっぺりとした絵になってしまいました。背景にもクッキリとストロボ特有の濃い影が出来たりしています。(当たり前)また、ケースにストロボの光が映りこむケースが多く発生しました。外部ストロボの購入もちらっと検討はしましたが、管理人はストロボについての知識が皆無であったため、焦って中途半端なモノを買うよりはじっくり時間をかけて納得できるものを買ったほうが良いだろう、という判断で今回は購入を見送りました。そもそもガイドナンバーって何?というくらいのド素人でしたので・・・。(後は春以降の資金的な都合とか色々・・・ゴニョゴニョ)

LEDライトも持参したのですが、ほとんど使用する機会はありませんでした。会場は想像以上に暗く、LEDライト使用でシャッタースピードを維持するためには相当ISO感度を上げる必要があり、ノイズと手振れのリスクを回避する目的で一定のSSを確保できるストロボ中心の撮影に切り替えました。露出については現像である程度何とかできますが、高感度ノイズと手ブレについては後から取り返しようがありませんので・・・。

■レビュー撮影の際補助光として使用しているサンテックのLEDライト PL130

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LEDライトの使用を見送った理由はもうひとつあります。ストロボは瞬間的な発光ですが、LEDライトは光源を一定時間被写体に向けて照射する事になるため、同じ被写体を撮影しようとしている他の撮影者さんに迷惑がかからないとも限りません。混雑したブースで長時間使用するのは難しいかなと感じました。補助光として使用する分には非常に有効なんですが、ストロボの代用として考えるのはやはり難しいと感じました。(そもそも用途が違う・・・)そういえば、こちらの機材のレビューもまとめなければですね。ずいぶん前からレビュー撮影で使用していたのですが、機材をレビューするという考えがなかったため放置しておりました。

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リトバスのおふろコレクションを超真剣な表情で撮影する自分自身の姿が映りこんだ決定的瞬間!

よりによっておふろです。これ何て出歯亀プレイ・・・? 現像時に自分自身がフリーズしたでござる。

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真正面から狙うとこの通り、ストロボの光がケースに映り込んでしまいます。少しだけ横にずれていれば回避できる事も分かりました。

撮影中、外部ストロボ+巨大ディフューザーを付けたプロっぽいカメラマンさんを何人もお見かけしましたが、やはりあのくらいやらないと駄目なのですかね。大掛かりなバウンスを駆使しておられる方も見かけました。これは色々と試し甲斐がありそうです。(実は結構楽しんでいる管理人。)大掛かりな装備のカメラマンさんはフィギュアを1~2カット撮っただけでささっと次に移動されていましたので、写真の上がりが読めているのだろうな、と感じました。そういうのカッコいいです!

■レンズ編

レンズは簡易マクロ付のタムロンSP AF 28-75mm F/2.8一本勝負。少々古いレンズですが、F2.8通しの大口径ズームで、画質もなかなか。(単焦点に比べれば劣りますが・・・)簡易マクロで0.33mまで寄ることが可能な便利レンズです。PENTAXの一眼レフはボディ内に手振れ補正機構を内蔵しているため、古いレンズでも補正効果を得られるという利点があります。悩んだ末、結局90mmマクロは持参しませんでした。画質面では単焦点に分がありますが、会場内でどれだけ引きが取れるか未知数であったため、手元で画角を調整できるズームレンズを選択しました。(少し邪道)混雑した会場内では、レンズ交換の手間を減らしたい、という思いもありました。

結論から言えば、ズームレンズの選択自体は正解だったように思います。ただ、テレ端が75mmでは少々不足を感じるケースが多く、もう少し長い焦点域までカバーしていれば・・・と思う事もしばしば。人だかりの後ろの方から被写体を狙う、というサイトウも顔負けなスナイパー的芸当でガシガシ撮影したりしましたが、その場合は135mmくらいの焦点距離と鷹の目が欲しいところです。(あまり離れると強力なストロボが必要になってくるでしょうが・・・。)DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WRは広角から135mmまでカバーして、最短撮影距離が0.4mとなかなか使いやすそうなレンズです。描写の味がどうこう、というよりは実用的な使いやすさが売りのレンズだと思いますが、標準ズームは一本も持っていないので、導入を検討してみようかと思います。

■構図編

今回一番悔やまれるのは構図、でしょうか。構図をあれこれ吟味しながら撮影、といった余裕がなかったため、全体的に上から見下ろした構図ばかりになってしまいましたが、フィギュアは被写体と同じくらいの目線で撮影しないと表情とか微妙な部分のニュアンスが生きてこないのですね。俯瞰で全体を撮ると、どうしても「モノを記録した」感が出てしまいます。基本的な部分がすっぽりと落ちてしまっていて、ブースに展示されていたフィギュアの記録写真になってしまった感が強いです。もちろん、会場の様子をそのまま記録して伝える事にも意義はあるわけですが、「美少女フィギュアを可愛く撮る」というのをブログ目標として掲げている手前、このままではイカンのではないかと。

構図やアングルについては、少しかがみ気味でカメラを構えるか、ライブビューを活用するなどして、フィギュアの魅力を引き出す試行錯誤が必要なようです。これも撮影者の技量と言えそうですね・・・。心構え編にも通じる内容ですが、順番を待って撮影するわけですから、納得できるカットが撮れるまである程度粘着してトライする、というスタンスは必要だな、と感じました。あまり長時間だと迷惑にもなりますので、加減が難しそうですが・・・。

■心構え編

どれだけブースが混み合っていようとも、撮りたいフィギュアというのは誰にでもあるもので、そんな時は並んで撮影する事になります。今回参加してみて思ったのは、並び方についての明確なガイドラインが示されないケースが多い、という点。ズラッと列をなしていれば後ろに並びますが、ブースまわりにうじゃうじゃと人が集まって右から左からから後ろから人が入り乱れて寄ってくるようなブースでは、そもそも並んでいるという実感すら持てないものなのですね。
目当てのフィギュアの後ろに並ぶ→前の人が撮影終える→すかさず誰かが横からスライド→(´Д`;)・・・。となるケースが多く、目当てのフィギュアを真正面から正対して撮影するのは非常に難しかったです。何とか最前列まで辿り着けたら、その近場の展示物も含めてささっと撮影して離脱、といった感じでザクザクと撮影していたため、記録写真的なカットばかり増産する結果になってしまいました。もっとも、今回のストロボ構成では、真正面から狙ってもあまり良い写真にはならなかった気がするので、これでよかったのかも知れませんが・・・。

■今回の撮影のまとめ

  • ピント外し・手振れのミスは殆ど見当たらず
  • 現像で救済できないような露出オーバー、アンダーは見当たらず
  • ガラス面の映りこみに注意(ストロボ・自己→PLフィルター使用も検討)
  • ズームレンズは便利だが、後方から狙う計画ならある程度の焦点距離が必要
  • 構図の取り方とストロボ・ディフューザーは再考の余地あり!
  • とにかくフィギュアに這い寄る努力をすべし!
  • 少々粘着してでもベストアングルを模索すべし!(ほどほどに・・・)

色々と「失敗する事」を、それでも「楽しい」と感じてしまうのは、何だかんだ言ってカメラとか写真が好きだからに他なりません。K10Dからデジタル一眼レフを使い始めて6~7年程経ちますが、撮影ジャンルによって様々な機材の使い方があるのだなぁと発見の日々です。今後もイベントレポートは継続する予定ですので、どのような変化を見せるか乞うご期待。

■ご紹介お礼など

Asahiwa.jp様、.30CAL CLUB

ワンフェスレポート他、レビュー記事のご紹介ありがとうございました! この場をかりてお礼申し上げます!

 

■ワンダーフェスティバル2013[冬] フォトレポート集

ワンダーフェスティバル2013[冬] フォトレポート-01
ワンダーフェスティバル2013[冬] フォトレポート-02
ワンダーフェスティバル2013[冬] フォトレポート-03
ワンダーフェスティバル2013[冬] フォトレポート-04
ワンダーフェスティバル2013[冬] フォトレポート-05



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