[イメージビジョン]RoundFlash Ring 製品レビュー

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イメージビジョンより発売の「RoundFlash Ring」製品レビューをお送り致します。

イベントが近付くと思い出したようにUPされる恒例の撮影機材ネタですw。

今回は、今まで使った事の無かった新しいタイプのストロボディフューザー「RoundFlash Ring」を試してみたいと思います。

今年の初め頃にストロボディフューザーの比較記事を書きましたが、その中では「RoundFlash Ring」はフォローできていなかったため、単体でテストして記事にまとめてみる事にしました。(実は相当気になっていたのですw)

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こんな形のリング(あるいはドーナツ)形状のソフトボックス型ディフューザーで、カメラとクリップオンストロボを取り付け、基本的には手持ちで使用します。

かなり異質な見た目(失礼)で、フィギュアイベントの会場で使用すると、「目玉おやじ」とか「発光するにしこくん」といった素敵なあだ名を付けてもらえそうですね…!(コスプレ大会じゃねぇんだぞ…!w)

もともとはポートレート撮影用として開発された製品のようで、そっち系の記事は結構見かけるのですが、今回はフィギュアイベントでの使用を想定し、使用感や注意点等を気ままに綴ってみたいと思います。

それではレビューの方をドゾー。

 

■パッケージ

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透明なビニールに入れられた比較的簡素なパッケージ。袋のサイズはA4の紙がちょうど納まるくらいのもので、実物を手にすると、展開時の大きさとは裏腹に非常にコンパクトにまとめられている事に驚きます。

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袋の中にはペラものの説明書が1枚入っていました。

…が、そこはかとなく機械翻訳したような不思議な日本語で記述されており、この紙はあまり役には立たないかも知れませんね…。個人的にディフューザーの畳み方に関する説明書が欲しかったなーと感じたのですが、ポーチに付いていたタグのQRコードを読み取ったら、YouTube動画で見ることが出来ました。

なるほど、中央の穴にねじ込むようにして畳むのですね。動画だとすごく分かりやすい…!w

 

■ポーチ

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「RoundFlash Ring」は、専用のポーチに収納されています。畳むとこんなに小さくなるんだ…と言うのが正直な感想です。

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ワンフェスのガイドブックの上に乗せてみました。横幅はB5判のガイドブックと同じくらいで、このくらいの大きさなら、携行も苦にならないかも。

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コンパクトとは言え、厚みはそれなりにあります。

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分かりやすい例を挙げると、キューポッシュの箱の厚みと同じくらいでしょうか?(あぁ、なんてテキトーな説明なんだ…!w)

 

■本体

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ポーチから取り出してみました。貝の実のような不思議な形状です。どーなってんの?コレ。

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この状態ではとても小さいのですが…。

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どうなってるのかな~?と触っていると、バサァッ(心理的効果音)と共に、巨大サイズに展開されました!

いきなりデカくなると焦りますがな…!w

 

■本体(展開時)

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ハイ。こちらがRoundFlash Ringの真の姿です。ハッキリ言ってデカイですw。

このディフューザーはよく「リング」や「ドーナツ」と言った言葉で形容されますが、実物を手にした印象は「太鼓」に近いかな、と。製品の直径は約46cmで、手持ちで使用するディフューザーとしてはかなり大型です。

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太鼓のようだと感じたのは、展開時の剛性がしっかりしており、ディフューザーの表面を叩くと「ボンッ」と小気味よい音が鳴るからですw。少々値が張るだけあって、造りはしっかりしていると思います。

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(‘A`) にしてもデカいんですけどね、コレ。

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ディフューザーの厚みは約16.5cm。中央部にレンズを通すことを考えると、これくらいの厚みがちょうど良いのかなと思います。(物理的に)短いレンズを使用すると、ケラれる事があるかも知れません…。

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剛性を保つため、ディフューザーにはテンションバーが複数設けられています。この構造がナカナカ良く出来ておりまして…。

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テンションバーにはマグネットとゴムバンドが使用されており、展開時にはカチッカチッと素早いセッティングが可能です。マグネットの強度も十分で、収納と展開のしやすさに配慮された良いデザインだと思います。

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ストロボ装着部は大きく開口しているので、カメラやストロボのサイズにはある程度融通が利きそうです。

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ストロボの首はこのベルトに通して固定します。

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固定部のベルトにはベルクロテープが使われていました。一旦ベリッと剥がしてから取り付けた方が良さそうです。

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装着するとこんな感じに。

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レンズを通す穴には、固定用のゴムバンドが☆型に張られています。

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カメラとディフューザーを固定する要となる部分だけに、ゴムバンドにはそれなりのテンションがかけられています。

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どれどれ、グニグニ…。(ここか?ここがえぇのんか?)

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「ほーれ!どうじゃ!指が3本も入ってしまったぞい!」

「ひぎぃ…!壊れちゃう~!!」

※ディフューザーを陵辱してどうするw

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テンションは緩める事も可能なので、取付時は無理にレンズを挿入せず、この部分を調整しましょう。(大人の対応)

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ゴムバンドを使用しているため、レンズの径はある程度大小の融通が利きますが、マイクロフォーサーズ等の細いレンズの場合だと取り付け部分が安定しないかも知れません。また、レンズの長さ(物理的な長さと焦点距離の両方)についても注意が必要ですね。

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極端に短いレンズや広角レンズを使用すると周辺部がケラれる可能性がありますし、イベントで展示されているフィギュアを撮影するのであれば、接触を避ける意味でも中望遠以上のレンズの使用を推奨します。

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Tamronの90mmマクロは、レンズ先端がディフューザーから飛び出ない範囲で収まりました。

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取り付け位置はある程度調整可能ですが、奥まで差し込むとグリップ部分が窮屈になりますね…。

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レンズのマウントに近い部分をゴムバンドで固定するため、この部分にズームリング等があるズームレンズの使用は避けた方が無難です。取り付けて撮影すること自体はできますが、リングの回転操作を行うのは相当に困難。したがって、ズームレンズはほぼ画角固定で使用する事になります。穴に差し込んだ部分のレンズのスイッチ類も殆んど操作不能になってしまいますので、ちょっと不便かも知れません…。

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カメラ・ストロボを固定するとこんな感じになりました。

 

■テスト発光

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「RoundFlash Ring」にストロボのみを取り付け、ワイヤレス発光させて「発光している様子」を撮影してみました。このリングがどんな風に光るのか、ずっと興味があったのです…!!

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設置の関係で、ストロボは通常とは逆にリングの下部にセッティングして撮影しています。…でも、まぁ、まんべんなく均一に光ってるように見えますね。

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蛍光灯のCMかよっ!って感じのビジュアルですが、一部で発光したストロボ光が、リング状のディフューザー面をほぼど均一に発光させている様子が確認できます。一体どういう仕組みになっているの…?

実は購入前からどういう構造になっているのか興味津々だったのですが、手にしてみてようやくその謎が解けました。

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ストロボ発光部を取り付ける部分を観察してみましょう。中には何やらギラギラしたものが見えますね…。

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ご覧の通り、発光部の前には銀色のギラギラした素材が貼り付けられており、ストロボの発光は直接はディフューザー前方には抜けず、一旦このギラギラで跳ね返される構造になっています。

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ギラギラ部分には細かい凹凸が付けられており、見るからに光を拡散してくれそうです。

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このギラギラ素材はRoundFlash Ringの内側のほぼ全域に貼り付けられており、ストロボの光は内部で乱反射を繰り返し、ディフューザーの内側全体を発光させていたのですね。前面の白いディフューザー面を発光させていたのは、内部で乱反射して拡散した光だったと言うワケです。これは良く考えられている…!

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内部は果てしなくギラギラですw。

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ストロボ発光部の前に半透明のディフューズパネルを設置するだけだと、どうしても発光の強さにムラが出てしまうと思うのですが、反射光を上手く利用すると広い面をほぼ均一に光らせることが出来る、と言う事を実証したアイデア製品だと思います。良く出来てます…!!

 

実写テスト

それでは実写テストに移りましょう。

RoundFlash Ringの他、これまで様々なイベント撮影で使用してきた代表的なディフューザーも比較のためにテストしています。また、それぞれに横構図と縦構図を撮影し、影の出方等を観察してみました。

■使用機材

カメラ:PENTAX K-3
レンズ:TAMRON-SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A09)
ストロボ:PENTAX オートストロボAF540FGZ

■撮影設定

・カメラは全て手持ちで撮影
・レンズはズームレンズの50mm付近(35mm判換算75mm相当)
・ホワイトバランスはオート(現像時に微調整)
・カメラのモードはマニュアルで、絞りはF8、シャッタースピードは1/100秒に設定
・感度はISO400に設定
・露出はストロボをマニュアル調整して決定(一部直射カットはP-TTL使用)
・影の出方を見るため、それぞれ横構図と縦構図を撮影(被写体との距離は適宜変更)
・横構図・縦構図ともに撮影後のトリミングはかけていない
・RAWデータをLightroomに読み込み、ホワイトバランスと露光量を微調整して書き出し

 

RoundFlash Ring

●横構図

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今回の記事の主役となる「RoundFlash Ring」を横構図で使用したカットです。正面方向からの光で被写体が均一に明るく撮れています。被写体のバックにうっすらと影が見えますが、殆んど気にならない程度の柔らかい影で、光の拡散効果は相当高いと感じます。

●縦構図

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少し寄って、カメラを縦構図にして撮影。上がりの雰囲気は横構図と殆んど同じですね。カメラの縦横を切り替えても影の出方が変わらないのは、リング形状の強みと言えそうです。通常のディフューザーではこれが出来なくて苦労するのですから…。

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「RoundFlash Ring」は、被写体正面の周囲でリング状に発光しているため、足元付近にも光が良くまわっています。これまでは「下側からも光をまわすためには多灯ストロボを駆使しないと無理なのかな…」と思っていたのですが、これを見事に解決してくれるディフューザーが登場しました…!これはスゴイ事かも…!w

 

さて、ここでひとつの疑問が生じます。

「リング形状ならば、どの向きに回転させても同じ効果が得られるの?」という疑問です。

下の画像はカメラ縦構図でストロボ発光部の位置を左右逆にして撮影したものですが、殆んど違いが感じられませんでした。

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もっと厳密にテストすれば微妙な発光のムラが見つかるのかも知れませんが、リング状のディフューズ面はほぼ均一に光っていると考えて問題なさそうです。

これはカメラの縦横をストロボの位置を気にすることなく自由に切り替えながら撮影できるという事を意味し、管理人にとってはこれが最大のメリットのようにも感じられました。

 

比較のために他のディフューザーも試してみましょう。ディフューザーを使用しない直射カットも一応撮影しています。

オートストロボAF540FGZ(直射)

●横構図

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クリップオンストロボ(AF540FGZ)をディフューザーを付けずに直射したカットです。ディフューザー無しの場合被写体の後ろにパキッとした影が落ちますね。

 

●縦構図

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カメラを縦構図に切り替えて撮影。ストロボ発光面がレンズ中心から離れた場所(画面左側)にあるため、被写体の右斜め後ろに向かって大きな影が出ています。

 

ROGUE FlashBender L

●横構図

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ここ最近のイベント撮影における主力装備である「ROGUE FlashBender L」を横構図で使用したカットです。FlashBenderはウルトラソフトに代わるバウンス型ディフューザーの定番的ポジションに収まりつつあります。拡散効果も十分で、この装備だけでもイベント撮影を十分にこなせると思います。

欠点は、その発光位置の高さゆえにお顔に前髪の影が落ちやすい事でしょうか。

 

●縦構図

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ROGUE FlashBenderのもう一つの欠点は、カメラを縦構図にして使うのが難しい事です。縦構図にした場合、ディフューザーの発光面は極端に左(もしくは右)に位置する事になり、被写体に対して横方向から光を当てることになります。横から光を当てた方がフィギュアの立体感は良く出るのですが、被写体の斜め後ろに大きな影を作ることになり、これはあまり好きではありません。

 

Gamilight Octave36

●横構図

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直射型の大型ディフューザー「Gamilight Octave36」を横構図で使用したカットです。このディフューザーは、WFのディーラーブースなど、ケース内展示以外の撮影で使用しています。(展示物の前に透明なアクリルパネルがある場合には発光部がモロ写り込んでしまうため使用できません。)発光部が大きいだけあって光の拡散効果は非常に高いです。

 

●縦構図

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カメラを縦構図に切り替えると、やはり左方向からの光になってしまいますね…。こうして見ると、通常のディフューザーは、カメラの縦構図・横構図の切り替えには柔軟に対応できないのだと痛感させられます。ストロボをカメラにクリップオンして撮影する場合は避けて通れない問題とも言えますね。

フィギュアイベントを撮影されている方の多くは、縦横いずれかの構図に固定して撮影し、トリミングで対処されているのではないでしょうか。

もしカメラの向きに関わらず一定の位置でストロボを発光させたい場合には、カメラとストロボを切り離した上、TTLコードやオフカメラシュー、可変式の特殊なストロボブラケット等を使用して装備を組み立てる必要があり、これは結構面倒で装備の重量も増します。

「RoundFlash Ring」は、カメラの縦横を切り替えてもおおよそ一定の効果が得られる点が特徴的で、これは大きなメリットと言えると思います。クリップオンストロボディフューザの革命児ですねw。

 

比較まとめ

ディフューザー無しの直射カットと、「RoundFlash Ring」を含めたディフューザー3製品の違いを細かく見て見ましょう。以下は横構図で撮影したものをトリミングして並べたものです。

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光の柔らかさ(拡散効果)

光の柔らかさは、RoundFlash Ringの効果が最も高く、続いてOctave36、FlashBender Lの順かなと感じました。これはそのまま、発光部の面積の大きい順でもありますねw。(以前にも書きましたが、大きなディフューザーほど、光の拡散効果は高いのです。)

ただし、上記3製品の効果の差は小さなもので、ストロボを直射したカットと比べれば、3製品とも影が柔らかくなっている事が分かるかと思います。

被写体の立体感

被写体の立体感の再現は、光の柔らかさとは逆にFlashBender Lが最も良く、続いてOctave36、RoundFlash Ringは最下位と言わざるを得ません。

立体感を出すためには被写体の上もしくは横方向から光を当てるのが良いのですが、RoundFlash Ringは正面方向から被写体の周囲を360度取り囲むように発光して光をまわすため、どうしてものっぺりとした画になってしまいますね。全体を明るく撮る事ができるものの、画の上がりは極めて平板、と言うのが正直な感想です。(個人的にはあまり好きな画ではありません。)

■光のまわり具合

被写体に最も良く光がまわっているのは間違いなくRoundFlash Ringで、テストした中では唯一太もも部分にスカートの影を落とすことなく均一に被写体を明るく照らしています。これは、下方向からも光をまわせるRoundFlash Ringの強みと言えます。

それと対照的なのは高所で発光するFlashBender Lで、こちらは前髪の長いキャラクターや帽子を被ったキャラクターなどの場合には、お顔に濃い影が落ちてしまうケースが多々あるでしょう。(艦これのヲ級などは恐らく絶望的な上がりになると思いますw)

Octave36は広いディフューズ面とやや上側からの光で、今回テストした中ではRoundFlash RingとFlashBender Lの中間的な位置にあると感じました。

■ディフューザーの取り回しや柔軟性

取り回しはFlashBender Lが最も良く、続いてOctave36、RoundFlash Ringといった順になるかと思います。(要するにサイズの小さい順ですw。)

一方、この中で唯一、横構図・縦構図の素早い切り替えに(単体で)対応可能なのがRoundFlash Ringで、これは他のディフューザーにはないユニークな特長と言えます。サイズは大きいものの、縦横切り替え自在の柔軟性はありますね。

(‘A`) まぁ、取り回しを第一に考えるなら、ストロボには何も付けないのが一番良いのですが、そうはいかないのがツライところですね…w。

 

RoundFlash Ringのフリーアングルショット

RoundFlash Ringを使って適当に何枚か撮ってみました。リング形状なので、カメラを傾けた構図なども取りやすいですね。上がりがやや平板な印象になるのは個人的には欠点なのですが、サイズが大きい割に構図取りには柔軟性があり、ブラケットを使用してガチ装備を組むよりは装備の重量は軽くて済みます。

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以下は少しISO感度を上げ、ストロボの発光を絞って環境光を取り入れてみました。ある程度照明された環境であれば、ISO感度を上げて「環境光メイン」で撮る方が自然な上がりになると思います。

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まとめ

最後に今回テストしたRoundFlash Ringの印象についてまとめると以下のようになります。

RoundFlash Ringの長所

  • 展開・収納が比較的容易
  • 畳むと非常にコンパクトになり、携帯性に優れている
  • 展開時のサイズは大きいがそれほど重くはない
  • 被写体を柔らかい光で正面方向から均一に照らせる
  • 下側からも光をしっかりとまわせる
  • リング状の発光面がほぼ均一に光るため、横構図・縦構図を柔軟に切り替えられる

RoundFlash Ringの短所

  • 展開時のサイズがそれなりに大きいため、混雑した環境では周囲の迷惑になる可能性がある
  • 構造上、使用可能なレンズが限られる(ズームレンズは画角固定で使用するしかない)
  • 光は被写体に良くまわるが、平板で立体感に欠ける画になる
  • 装着時には前方の視界が非常に悪くなる
  • 発光が写り込むため、パネル有のケース内展示の撮影には使えない
  • 使用すると変なあだ名を付けられる

使用するレンズについて

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レンズのマウント付近をゴムバンドで固定するため、ズームレンズは画角を固定して単焦点レンズとして使用する事になります。ディフューザー装着時にズーム操作を行うのは至難の業です。

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フォーカスリング等も非常に操作しづらいため、マニュアルフォーカス専用レンズの使用はとてもお勧めできません。フィギュアイベントの撮影で使用するのであれば、60mm~100mm前後の単焦点マクロレンズを使うのが無難ですね。

 

被写体の立体感の再現について

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FlashBender LとRoundFlash Ringの撮影画像を比較してみると、その立体感の再現に違いがある事が良く分かります。高所で発光するFlashBenderはお顔の立体感が良く出ていますが、RoundFlash Ringのお顔は平板でのっぺりとした印象になっています。前髪の影が落ちないのは長所とも言えるのですが、個人的にはRoundFlash Ringの平板な画は短所と感じました。

 

前方下方視界の悪さについて

少し使用してみて、フィギュアイベントの撮影でRoundFlash Ringを使用する場合には、展示作品に寄り過ぎないよう注意が必要だなと感じました。

ディフューザーを装着してカメラを構えると、ファインダーを通してしか前方が見えず、視界が非常に悪くなります。接触・破損等のトラブルを避けるためにも、展示作品からは十分な距離を取って撮影するよう心がけたいものです。(望遠レンズの使用を推奨しているのは、被写体と十分な距離を取るためでもあります)

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特にひな壇配置された作品を撮影する場合など、ファインダーを覗きながら被写体に寄るとディフューザーの先端が下段の作品に接触する危険があります。直径46cmと言うのは結構な大きさですので…。

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展示作品を撮影する際は一定の距離を取って安全に撮影したいものです。

RoundFlash Ringを実戦投入するかいまだ決めかねている所ですが、もし使用する場合は周囲の方の迷惑にならないよう気を付けたいと思います。

RoundFlash Ring製品レビューをお送りしました。

 



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