[コトブキヤ]機巧少女は傷つかない 夜々 製品レビュー
2014年06月29日-18:04 -カテゴリー: フィギュアレビュー
タグ: コトブキヤ, 機巧少女は傷つかない, 製品レビュー
コトブキヤより発売の『機巧少女は傷つかない 夜々』製品レビューをお送り致します。
ライトノベル・コミックス・アニメとマルチに展開されているシンフォニック学園バトルアクション『機巧少女は傷つかない』より、主人公赤羽雷真のヤンデレ逆セクハラ自動人形「夜々」がフィギュアとなって登場です。「夜々は雷真のお人形です、ベッドの中でも❤」という台詞を聞いたときは、素で「ベッド用の自動人形欲しい!」とか思ったりもしましたが、そこはフィギュアで我慢するしかないですね。(*´ω`*) 夜々は他社からもフィギュア化されておりますが、今回はどちらかと言うと全体の造形を重視しての購入となりました。キャラクターそのものも可愛いんですが、台座も含めた造形の見せ方に惚れた感じですね。それではレビューの方をドゾー。
- メーカー:コトブキヤ
- 商品名:夜々
- 作品名:機巧少女は傷つかない
- サイズ:1/8スケール(約175mm)
- 原型制作:清原秀昌
- 発売日:2014年6月
■パッケージ
地にあでやかな和柄をあしらった商品パッケージ。手にして最初に感じるのはとにかく窓が大きいと言うことでしょうか。窓は正面と背面に同程度の大きさで開けれらており、視認性の高いパッケージ構成となっています。作品名と商品名は右上と左下に縦組みで入れられており、和のテイストを感じさせますね。
両側面には窓はなく、商品写真が大きく掲載されています。
窓は正面と背面、天面の計3箇所正面窓の視認性は良好です。上部の円形窓の周囲に歯車があしらわれているなど、細かい部分のデザインも凝っていますね。パッケージサイズは約W230mm×H240mm×D220mmで、ほぼ立方体形状。1/8スケールとしては少し大きめですが、「大物」と言った程ではありません。(ず、ズドン巫女に比べればこんなの可愛いものですよ…!!)
■ブリスター
本体・台座と台座の歯車が納められたブリスター。説明書は底面にテープ止めされています。
■説明書
差し換えパーツ等はありませんが、台座に関しては歯車の組み立てが必要です。差し込むだけなので難しくはありません。
■台座の組み立て
両サイドの小さな歯車2個を台座に差し込みます。説明書どおりにやれば無問題。
歯車台座が出来上がりました。あとは夜々をセットすれば完成です。
夜々の腰の辺りには台座の金属支柱と接続するための穴が設けられています。接続は比較的スムーズで、力を入れなくてもスッと入る感じでした。
■全身
両手両足を大きく広げ、歯車の上にふわりと落下していく様を捉えたような不思議なポージング。髪の毛や着物の袖の翻り方などを見るに、動きの中の一瞬を切り取ったかのような臨場感あふれる造形です。歯車台座と組み合わせた時のバランスが絶妙で、このフィギュアは殆ど造形買いしたようなものですね。
手足の広げ方は結構大胆で、角度を変えて見ていくとこりゃすげぇポーズだなと感心させられます。
髪の毛と袖口にも翻ったような動きが付けられています。
(・ω・)ノ のっけから見えちゃいましたー!!
こりゃチラじゃねーな、モロだモロ。
■少しアップで
ポーズと表情のマッチングが素晴らしく、全身で可愛さをアピールしてる感じがよろしいですなぁ。(*´ω`*)
(*´ω`*) チラッとな!!
アングルによっては、足を蹴り上げているようにも見えたりします。
長い髪の毛の動きに注目。この、重力に逆らって髪が上方になびく感じが、「身体の落下感」を強調しているような気がしますね。
(*´д`*) このアングルだと見えそうで見え…いや、何でもないです。
大胆なポーズの中にもどこか繊細さを感じさせる、不思議な造形ですね。
■お顔
イベント等で度々展示サンプルを見てきましたが、製品版では目元の印象が少し変わったかも知れませんね。製品版の目は少し落ち着いた印象で、その分若干色気がアップしたようにも思えます。アイプリントは比較的シャープな仕上がりでしたが、瞳の部分のみに少し強めのテカリが見られました。
頬には薄くチークが入れられ、可愛らしさが強調されています。
(*´ω`*) 夜々かわいいよ夜々…。
■髪の毛
長い黒髪は大きな動きが付けられた躍動感あふれる造形。今朝気まで細かく造形されており、情報量は多めです。髪にはクリアパーツが使われているようで、毛先に行くほど透明感が増していくのが分かります。
光を透かすとこんな感じですね。髪の塗装の色合いは完全な黒ではなく、濃いグレーに近いかも知れません。
(*´ω`*) この髪の動きに惚れた。
髪の成型はシャープな方かなと思いますが、エッジの部分のバリ取りが不十分に見える箇所もあり、仕上げについては評価が分かれそうです…。クリアー系の素材は面白い効果を生むことが出来る一方、生産時のクオリティコントロールが難しそうですね。個人的にはこういった素材的なチャレンジは大歓迎!なのですが、仕上げにこだわる方にとっては髪の毛が鬼門になりそうな気も…。^^;
髪の毛の素材は軟質系の柔らかいものではなく、少し硬めの素材が使われているようです。うっかり引っ掛けたりするとバキッと行きそうな気もしますので注意が必要かもしれません。
全身ではなく、身体の一部をアップにしたフレーミングでも動きを感じます。こういうフィギュアは大好きですね。(*´ω`*)
髪の両サイドには黒と赤のリボンを身に付けています。黒髪に黒い着物で少し地味な印象のキャラですが、赤いリボンが色彩上の良いアクセントとなっています。
赤いリボンはかなり長く、ラウンドしながら手と絡み合うような造形が与えられています。とても繊細な造形。
■衣装
夜々の衣装は丈の短い黒い着物で、白いスカートのようなものを穿いてます。着物の丈よりも袖の方が長いんですね…。
鮮やかな帯の上にはふくよかな胸の膨らみが…w。(*´ω`*) 着物は肩を大きく露出させていて、これがなかなかセクシーです。帯締の藤色も綺麗ですね。
夜々の胸はそれほど大きくはないハズですが、帯の締め付けで寄せて上げて効果が発揮されているのか、確かな膨らみを感じます。それと、下の方で白いものが見えてしまっていますねw。
着物は細かなシワなどもしっかりと造形されており、ディテールに踏み込んで見ても結構見応えがあります。
やはり肩が露出しているのが色っぽいですな~。
(*´ω`*) 隙間から覗く白い腋の造形にも注目ぢゃ!!(腋フェチ管理人)
■お胸など
(*´д`*) この、帯に締め上げられてむにっとなった感じがまた…。
髪の毛のせいで見づらい部分ですが、この衣装は背中もセクシーですね。
■袖
髪の毛と同様、着物の袖にも動きが付けられており、フィギュアにボリューム感を与えています。
身体の落下に合わせて袖がはためく感じが良く再現されています。
右袖には柄のプリントが。ゴールド調に見えますが、塗装は普通の色なのかも知れません。
着物の柄は袖の裏側にもプリントされているのですが、フィギュアの下から見上げないと良く見えません。せっかくシャープにプリントされてるのにちょっと勿体ない気もします…。
■お手手
指の先には爪の造形と塗装ありで、爪は光沢感のあるグロス塗装が施されていました。
右手と左手で「手の表情」が異なっているのが面白いなと感じました。
■スカート
着物の下には白いフリフリのスカートめいたものを着用。夜々は着物も短いがスカートも短い。なんてこった!!(*´д`*)
(*´ω`*) 絶対領域も楽しめます。ニーソのリボンが何気にエロいですw。
■おみ足
上に大きく蹴り上げたようなポーズのおみ足には、ブーツと白ニーソを着用。下駄ではなくブーツを履いているのは、物語の進行に合わせたためなんでしょうね。
(*´д`*) フィギュアのポーズ上、どうしてもチラします。
太ももの赤いリボンがとてもチャーミング(直訳するとエロい)で、絶対領域に華を添えております。
■ブーツ
ブーツは靴底の厚いごっついタイプで、塗装の濃淡で革の微妙な質感が再現されています。止め具の部分には光沢感のある塗装が施されていました。
靴底もごっつくて痛そうです。(*´д`*)ふ、踏まれてぇ…!!
■(・ω・) ぱんつ!
(・∀・) 序盤から見えてましたが、夜々のおぱぬつです!
ぱんつはシンプルな白でフリル等はなし。スジ的な表現もありません。ちょっと素っ気無い?
どうしても見えてしまうポージングなので、ぱんつは少し大人しめに造形されてるのかも知れません。ぱんつよりも柔らかそうな太ももに目が行きますね。(*´ω`*)
奥の方まで造形されてるっぽいですが、詳細は不明。
■台座
歯車を組み合わせたような凝った台座が付属。台座と言うよりも、作品の造形の一部と言った感じですね。
台座は全面がゴールド塗装されており、鈍い輝きを放ちます。造形はとてもシャープな印象です。
歯車には2本の金属支柱が埋め込まれており、こちらを夜々の腰に接続します。強度に不安は感じませんでした。
フィギュア本体を固定する一番大きな歯車は、台座底面にネジ止めされていましたので、抜ける心配はないでしょう。コトブキヤらしい仕上げだと思います。
支柱との接続は角度さえ合わせれば比較的スムーズに取り付けられます。
■フリーアングルショット
夜々のフリーアングル撮影です。今回赤のレザックをメインで使ってみたのですが、撮影後に「少しクドかったかなぁ…」と思い至ったため、イメージ撮りでは白バックでも撮影してみました。赤いリボンは白バックの方が際立ちますね。夜々はとにかく大胆なポージングで、アングルによって様々な表情を引き出せそうなフィギュアでした。今回は試しませんでしたが、あえて台座から外して上から吊るしてみたりしても面白いかも知れません。
コトブキヤの「夜々」は浮遊感漂う大胆なポージングと凝った台座が魅力で、造形物としての完成度は非常に高いと感じます。お顔の雰囲気がアニメ版とは若干異なるため、このあたりで好みが分かれそうな気はしますが、歯車の上で微笑む姿はとても可愛らしく、おまけにぱんつも丸見え(*´ω`*)というご褒美付! 夜々のスケール品としては安定版と言える出来ではないかと思います。
『機巧少女は傷つかない 夜々』製品レビューをお送り致しました。
写真はFlickrにもUPしてあります。
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