[コトブキヤ]変態王子と笑わない猫。 筒隠月子 製品レビュー
2013年10月06日-01:37 -カテゴリー: フィギュアレビュー
タグ: コトブキヤ, 変態王子と笑わない猫。, 製品レビュー
コトブキヤより発売の『変態王子と笑わない猫。筒隠月子』製品レビューをお送りします。
「変態さんですね。」というフレーズにゾクゾク来てしまう困った性癖の方々を増産するとなった「変態王子と笑わない猫。」から、表情を無くしたヒロイン「筒隠月子」が1/8スケールフィギュアとして登場です。コトブキヤ版の月子は変態さんの期待を裏切らない仕様で発売となりました。管理人も変態さんの端くれですので、黙って見過ごすわけには参りません。熱視線全開でレビューしたいと思います。
- メーカー:コトブキヤ
- 商品名:変態王子と笑わない猫。 筒隠月子
- サイズ:1/8スケール(約210mm)
- 原型制作:千鶴(鶴の館)
- 発売日:2013年9月
■パッケージ
白をベースに明るいグリーンとオレンジを配した爽やかな印象のパッケージ。この色はロゴカラーから引いたものでしょうか。大きさは約W140mm×H235mm×D150mmで、オーソドックスな直方体形状。右側面を除いた4面に窓が設けられており、特に正面と背面の大きな窓のおかげで視認性はとても良好です。
せっかくなのでパッケージ側面も。製品写真を大きくレイアウトしたデザインで、左側面には小窓が4箇所開けられています。手書き風フォントのような書体で「完全に完璧に全壁に……、変態さんなのですね…」の文字も。
少し高さがありますが、1/8スケールとしては標準的な大きさでしょうか。
■ブリスター
ブリスターには本体と台座(ネジ固定)、シルエットの猫、リンゴと白い猫が梱包されています。
■説明書
ブリスター底面には説明書が入ったビニールがテープ止めされていますので、目を通しておきましょう。
■全身
頭の上にはリンゴ、口にはさくらんぼを咥え、ヒラリとスカートの裾を持ち上げて片足立ちしたポージング。小走りに駆けているところを捉えたものでしょうか。足元からは猫のシルエットが浮かび上がるように出現しており、このフィギュアからは物語性のようなものを感じます。
スカートの裾をちょこんとつまんだ仕草が可愛らしいですね。前からの場合は見えそうで見えないギリギリ感を愉しめます。
後ろからの場合、完全にMORO見えです。意図してのものかは分かりませんが、尻尾がスカートを押し上げてしまったわけですね。にゃーん。
何か最近えろい猫ばっかり撮ってるような気がしなくもないですが、それはきっと気のせいですよね?
■ちょいアップ
こちらの月子には猫耳と尻尾が生えていますが、これはカントク描き下ろしイラストを元に立体化しているため。猫耳好きにはたまらないですね。
月子はもともと可愛いですが、ポーズや仕草で可愛さが強化されているところがあるように思います。
結構あざといポーズでありながらそれほど嫌味を感じさせないのは、本音を無くした事で表情を失った月子のクールなお顔のせいかも知れません。
■お顔
アイプリはデコマスから若干変更されたようで、よりキリッとした印象になった気がします。デコマスはぽよんと少し柔らかい感じのアイプリでしたが、製品版では「表情を無くした感」が良く出ており、月子らしさがUPしたような気がします。
アイプリはテカリが強いという点を除けば非常にシャープな仕上がりでした。口に咥えたさくらんぼは着脱式ではないようです。
猫耳部分のアップ。耳の内側にはほわほわの白い毛が造形されています。デフォルメ感が可愛い。
髪の毛はデフォルメを効かせた感じの結構ざっくりとした造形ですが、元絵やキャラクター性を考えるとこれで十分という気もしますね。左側にはゴム紐で留められたおさげが再現されています。
頭部と猫耳のなめらかなつながり感がなぜか面白く思えました。
猫耳の先の部分は少し白くなっており、ボカシを効かせたグラデーションを見ることが出来ます。この処理はなかなか綺麗でした。
少女がチェリーを咥えているよ!(意味深)
■ボディ
遠慮なく言えば、すっとんとんです。食べちゃいたいけど、食べる部分が無いという。制服の襟部分には葉っぱがプリントで再現されていました。
身体つきはとにかく華奢で幼い感じ。でも変態さんにはそれがたまらないんでしょう…?
ポーズが可愛いので全て許される気がする。
制服の腕の部分の隙間も再現されています。ボタンはゴールドに塗装されていました。
指先まで丁寧に造形されています。スカートをつまむ仕草が可愛い。
ほとんど見えない部分なのですが、爪の先はラメの入った塗装が。
■スカート
チェック柄のスカートも綺麗に塗装されていました。アニメでもヒラヒラ揺れてたねぇ、コレ。
スカートよりも白い布の方に目が行ってしまっても、それは正常な証拠ですのでご安心を。
丈が短いのでほとんど丸見えです。尻尾の付根部分でぱんつが押し下げられて出来たシワなど、これはもう神の仕事なのではないかと。
後ろから見た際のシルエットもとても美しいです。あとやっぱ白くて眩しいです。
な?
■下半身
スカートの下からはスラリと伸びたおみ足が。肉付きはスレンダーそのもので、色気は薄いです。
体型的にやや抑揚には欠けますが、ハイソックスなので健康的な太ももが拝めます。
黒のハイソックスはマットな感じの塗装。
アンバー系の色調の靴は光沢の無いタイプの塗装で、なめし革の靴の風合いが再現されていました。エアブラシで細かく濃淡を付けたような仕上げになっています。
■猫(シルエット)
足元からはクリアパーツの猫がシルエットとして浮かび上がるようなデザインになっています。猫は上のほうに行くにつれグレーの濃度が濃くなる感じで、ぼわ~んと足元から浮かび上がったような演出になっていますね。こういった物語性のある台座は好きです。
角度を変えると結構傾斜が付いているのが分かります。このためフィギュアと干渉することがありません。
シルエットは右足の靴の下の隙間に差し込むようにして固定します。土踏まずの部分に差し込む感じでしょうか。
台座には猫の足跡がプリントされており、月子の脚に繋がるようになっています。
■リンゴ
頭の上に乗せているリンゴはマグネット固定式で、着脱は自由。磁石が強力なので落ちる心配はないかと思います。色移りが心配なら外しておいた方が良いかも。
小指の先に乗ってしまうほど小さなリンゴですが、かなり細かく塗装されています。ゴロンと横向きに倒すと磁石の特性で必ず一定方向に向きを変えるので方位磁石としても使えます。※使えません
■猫
下から月子のパンツを眺める猫も結構しっかり造形されています。
ひっくり返したら肉球まで塗装されていた。見えない部分なのに…。
■キャストオフ
コトブキヤ恒例のスカートキャストオフの時間がやってまいりました。購入すると必ずビニールの洗礼を受ける事になります。詳細は割愛しますが、おへその上の方から分割してスカートを外すことが可能になっています。
救いがたい変態さんですね。
■全身(変態さん仕様)
この状態で飾る事を前提に造形したんじゃないかと思えるほど素晴しい出来だったので、もう一度ぐるっと回しますね。※変態さんですので
白さが眩しい!!
■ぱんつ・ぱんつ・ぱんつ
色は白ですし、ピンクのリボンが付いただけのシンプルなぱんつなんですが、こう、身体にぴったりフィットした感じがあってとても好感が持てました。※いや、それ好感じゃねぇし
スジらしいスジは見当たらず。
いや、うっすら見える…?
おへその窪みもいい感じです。
やはり尻尾の付根の部分のシワ造形は秀逸ですね。
(・∀・) 何かもうぱんつ三昧!
■フリーアングルショット
既にぱんつでお腹一杯かもしれませんが、月子のフリーショットです。ラッピング系の背景紙を色々試したかったんですが、思うような仕上がりにならなかったため、わりといつも通りの作例になってしまいました。やはりグラデーションペーパーを使うのが色々な意味で「楽」なんですね…。もう少し模索してみようかとも思っていますが、どうなるか分かりません。
……なんでここでシーンが変わるですか。
しかもどうして夏のビーチですか…。
これがやりたかっただけですか。どうしようもない変態さんなのですね。
「水着も下着も隠れてる部分の面積は変わらないから」とかそう言う問題じゃないです。
まったく…手の施しようのない変態さんです。
派手なラッピングペーパーを背景紙として使ってみたんですが、上がりがイマイチだったので途中で断念しました。
面白い効果が出るかなーと思ったんですが、色かぶり含め現像が大変。別の方法考えます…。
コトブキヤ版の月子は、デコマスを見た時から発売されるのを楽しみにしていたフィギュアでした。実際、期待を裏切らないクオリティで発売となり、wktkしながらの撮影とあいなりました。展示されていたデコマスは何度も見ていましたが、やはりアングルを自由に変えて撮影できるのはいいですね。後ろから撮るのがこんなに楽しいなんて…。現状で手に入るスケールモデルとしては決定版かなという気がしますので、月子ファンならおススメの一品です。この調子で小豆梓も発売されませんかね。
『変態王子と笑わない猫。筒隠月子』製品レビューをお送りしました。
写真はflickrにもアップロードしてあります。
コメントを残す