メガホビEXPO2013 AUTUMN-フォトレポート番外編
2013年12月12日-22:33 -カテゴリー: イベントレポート
タグ: メガホビ, メガホビEXPO 2013 Autumn, レポート, 反省会, 撮影Tips, 雑記
『メガホビEXPO2013 Autumn』フォトレポート番外編をお送り致します。フィギュア以外の会場風景のスナップと、今回の反省点を含めた総まとめ編になります。
会場入りまで
メガホビ当日。管理人は10:25頃秋葉原駅に到着。当日は好天に恵まれ、気持ちの良い青空が広がっていました。
エスカレーターでペデストリアンデッキに上がり、メガホビ会場のアキバ・スクエアへと向かいます。
こう言う写真、撮る意味があるのか分かりませんが、毎回撮ってますねぇ…。
会場に到着。スナップにはGRを使用したため、ポケットからさっと取り出して撮影でき、非常に便利でした。
会場内の様子
10:30会場入り。まずは軽くスナップなど。
ワンフェスほどではないにせよ、開場後30分でこの人の入り。午前中の早い時間はもっと空いているかと思っていました。
やはりアルターブースは混んでいましたねぇ。これは毎度の事なのだと思います。^^;
「5年目のようこそ、10回目のありがとう。」というのが、今回のメガホビのキャッチコピーのようです。
メガホビEXPO5周年 これまでのイベントをプレイバック!
メガホビ5周年を記念した展示の様子。
過去のメガホビで販売されたフィギュアも展示されていました。
エクセレントモデル10周年を記念した色紙の展示
メガハウスブースでは、エクセレントモデル10周年を記念した色紙がずらりと14枚展示されていました。
撮影データから今回のメガホビを振り返る
さて、反省会も兼ねて今回のメガホビの撮影を振り返ってみましょう。前回の手痛い失敗をバネにして色々と試行錯誤を繰り返してきたわけですが、その効果はあったのでしょうか。
結論から言えば、手ごたえはあったと思います。苦手だったストロボのコントロールにも慣れ、(前回に比べれば)安定した結果を出せるようになったと思います。カメラ・ストロボはマニュアルでコントロールしましたが、発光を絞った事でバッテリー寿命が格段に伸び、チャージ時間も短縮されたため、フィギュア1体にかける撮影時間が大幅に短縮できました。テンポ良く撮影できたため、会場全体を見回すだけの余裕が生まれたのが良かったかなと思います。上がり(写真の出来栄え)についてはまだまだかなと思う部分もありますので、これはもう更に精進するしかないですね。
■今回の撮影データ
撮影枚数
- K-5 875枚
- GR 100枚
- 合計 975枚
カメラはK-5とGRを併用。GRは会場のスナップ等に使用しました。メガホビのイベント規模はワンフェス等に比べれば格段に小さいのですが、自分でもアホかと思うくらいに枚数だけはしっかり撮っていましたね…。連写とまではいきませんが、かなり早いペースでシャッターを切っていた記憶があります。枚数は伸びましたが、歩留まりは悪くなったかも知れません…。
レンズ別撮影枚数
- TAMRON SP AF 28-75mm F/2.8 649枚
- DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR 226枚
持参したレンズはズームレンズ2本。撮影中にレンズ交換は行わず、午前と午後でレンズを換えて会場を2周しました。枚数から見ると、タムロンの28-75mmの方が圧倒的に多かったです。
多く使用したレンズ焦点距離
- 75mm(112mm相当) 432枚
- 135mm(202mm相当) 151枚
タムロン28-75mmのテレ端、75mmでの撮影が最も多かったですね…。ここまで多用するなら単焦点でも良いのではないかという気もしてきますが、イベントでは寄ったり引いたりする事が難しいケースが多いので、手元で画角調整が可能な結局ズームレンズを使用しています。このレンズの良いところは最短撮影距離が0.33mの簡易マクロ対応で、被写体にかなり寄れる点です。
最も多く使用したISO感度
- ISO800
ISO感度はISO800~1600の範囲で撮影していましたが、使用したのはISO800が一番多かったです。露出は感度とストロボ発光量のバランスで調整し、他のパラメーター(絞り・シャッタースピード)は殆どいじりませんでした。
最も多く使用した絞り値
- F8
前回はF11~13を多用しましたが、今回は殆どF8を使用しました。ピント外しの恐怖からこの絞り値を選択しましたが、もう1段程度開いても良かったかも知れません…。
最も多く使用したシャッタースピード
- 1/180秒
絞り優先モードでストロボのP-TTL調光が使えればシャッタースピードはカメラ任せにできるのですが、マニュアルだとそれができない…。面倒なので同調速度範囲で最も高速側となる1/180に設定して撮影していました。最も多く使用した焦点距離は75mm(112mm相当)であったため、手ぶれ補正が効く事を勘案すればもう少し低速側を使用しても良かったのかも知れませんが、手ぶれは現像での救済が難しいため、大事を取って高速側に固定して撮影していました。
ストロボ発光回数
- 875回(全ショットで発光)
ストロボは全ショットで発光させており、その数何と875回! バッテリーは1セットで足りてしまいました。前回のように途中でバッテリー切れを起こすこともなく、(チャージ時間から推測するに)それほどヘタった感じも見られなかったため、ストロボはまだまだ発光できたのではないかと思います。マニュアルモードで発光量を絞ったのが効いたのだと思います。前回のメガホビの撮り方では300~350ショット程度でバッテリーを1セット消費(予備がなかったためこれにて退場)していましたので、今回は相当持った事になりますね。これだけバッテリー寿命を延ばせれば、撮影枚数が増えるワンフェス等でも安心です。(一体何枚撮る気だ…^^;)
縦撮りへの対応について
さて、こちらは本当はメガホビ対策記事に含めたかった内容だったのですが、時間がなくて編集し切れませんでした。事後になりますが、ディフューザーLQ-103ウルトラソフトを「縦位置撮影に対応させる」ちょっとした工夫について触れておきます。この工夫のおかげで、縦位置・横位置を柔軟に切り替えながらの撮影が可能になりました。
管理人は外部ストロボにルミクエストのディフューザーLQ-103 ウルトラソフト(参考リンク:GIN-ICHIオンライン)を使用しています。(実際の使用レビューについてはこちらの記事をご参照ください。)このディフューザー、なかなか優秀な製品かなと思うのですが、ひとつだけ欠点があります。構造上カメラを縦に構えた構図に対応できないのです。
フィギュアのような被写体を撮る場合には、今まではこんな風に横位置で撮影し、左右をトリミングすることで対応してきました。フィギュアは立ちポーズが多いため、カメラは縦で構えた方が都合が良いのですが、構造上使えないのだから仕方ない。
…と、思っていたのですが、あれこれディフューザーを検索していて面白い製品を見つけたのですね。同じルミクエストの製品でLQ-122 クイックバウンス(参考リンク:GIN-ICHIオンライン)というものです。形はウルトラソフトに良く似ているのですが、ストロボへの取り付け方法が異なり、縦位置での撮影が可能であることをうたっています。
管理人はピピピッ!!っと来ちゃいました。これは使えるかも知れない…!
こんな風にストロボ発光部を90度回転させて…。
ウルトラソフトを無理やり取り付けます。ちょっと無理があるような気がしなくもありませんが、細かい事はキニシナイ!! ※ちなみにクイックバウンスは購入していません…w。
ディフューザーの取り付け方を変えるだけでこんな風にストロボを倒す事ができ…。
カメラを縦で構えた際にも、レンズの光軸に比較的近い場所でストロボを発光させる事が可能になりました。厳密に言うとレンズの光軸からは外れていますし、発光位置も低いため、完全な縦位置対応とは言いがたいのですが、出来ないよりは遥かにマシです。
テストで撮影してみたところこんな感じになりました。カメラの左上付近に発光部があるため、まどかの右側にかけて影が落ちているのがお分かり頂けるかと思います。上からではなく、左斜め上からの光ですね。
夏のワンフェス以降、ストロボの撮影について色々と試す中で編み出した、ちょっと変態な活用法です。外部ストロボとウルトラソフトをお持ちの方はぜひ一度お試しください。取り付け方をちょっと変えるだけなのでコストはかかりませんし、ストロボを倒すだけで横位置と縦位置を切り替えられるので非常に便利だと思います。
この活用法によって、今回のメガホビではかなりの枚数を縦位置で撮影していました。カメラの横斜め上でストロボが発光するので、状況によっては被写体に奇妙な影を生み出す要因にもなるのですが、最終的に採用したカットも多かったので、そこそこ使えるレベルだという事ですね。これを活用しない手はありません。次回以降もこの装備で撮影してみようかと思います。
ISO感度とストロボ発光量の変化による変化
さて、せっかくストロボとISO感度のテストを したのだから、現場でも試してみようとあれこれ設定を変えて撮ったりもしていました。ISO800を基本にして撮影していましたが、光の当たりの強さを見 て「ちょっとキツイな…」と思ったら感度を上げ、ストロボの発光量を絞って再度するといった流れです。ストロボ発光量の値は1/16~1/32をメインに 調整していました。(発光量が最弱となる1/64は極端に増感した場合のみ使用しました。)
■F8・1/180秒・ISO800・ストロボ発光量1/16
ちゃ んと撮れてはいるのですが、ISO800だと影の出方がちょっとキツイかなと感じました。こういった場合にはストロボの発光量を絞り、その分感度を上げて 再度撮影です。増感する以外にも、「絞りを開く」「シャッタースピードを落とす」といった方法もありますが、ピントミスと手ぶれのリスクを背負いたくな かったため露出の調整は殆どISO感度で調整しました。
■F8・1/180秒・ISO1600・ストロボ発光量1/32
ISO1600に増感して発光量を絞ったところ、当たりのキツさが和らぎました。影は出ていますが、このくらいなら許容範囲かなと思い、アルターブースのレポートではこちらのカットを採用しました。
■F8・1/180秒・ISO2000・ストロボ発光量1/64?(うろ覚え)
試しにもう少しだけ感度を上げてみました。ISO2000まで上げると、更にストロボ光の当たりの強さが和らいだ感じになりました。画の仕上がりは綺麗かなと思ったのですが…。
等 倍で拡大してみた所瞳にピントが来ていない事が判明。初歩的なミスですが、こちらのカットは不採用としました。あと画像のノイズも結構増えていますね…。 ディテールの情報が損なわれてしまうため、やはりAPS-Cセンサー搭載のK-5ではISO1600程度が限界ラインかなと感じました。^^;
今回の失敗例
さて、最後に恒例の失敗写真をお見せして締めくくる事にしましょう! ここまで来ると完全にマゾですねw。
■露出オーバー
マニュアルで撮影していたので、ブースを移動して明るさが変わった際など、設定によって露出オーバーとなるケースがありました。このようなケースではISO感度とストロボ発光量で露出を調整して再度撮影を行いました。一度試し撮りして露出を確認し、パラメーターを追い込む感じでしょうか。面倒ではあるのですが、結果を読めるためP-TTLを使うよりも露出制御はしやすかったと思います。
■ストロボ光反射
ハーイ。例によってストロボ光が写り込む失敗もありましたよっと。マニュアルで撮っていたので露出はだいたい合っていたのですが、こうも写り込みが酷い写真はとても掲載できません。(いや、してるじゃんw)
こういった写真、ぱんつはしっかり撮れているから採用!とはさすがに言えないのよ…。
相変わらず、タグも反射しやすいですね…。文字が読めれば何とかなるのですが、白飛びしてしまうと現像でも救済できません。
今回一番多かった失敗はストロボ光の反射でした。テンポ重視で一枚ごとに撮影画像を確認せず、バババ!っと撮影していたのが仇となった感じもしますね…。現像時にギャーー!!と叫ぶ事案が多数発生しました。(お約束です)
次回のメガホビは2014年5月31日(土)開催予定!この頃には撮影機材も少し変わってるかも知れません…。技術の方は…果たしてどうでしょうか…。向上していると良いのですがw。
メガホビはワンフェスほどの「戦場」ではないため、気軽にふらっと参加できるのがの良いところですね。撮影に関しては非常に難易度が高く泣かされる点も多いのですが、それでもマゾな戦士たちは果敢に立ち向かうんだろう…?
というわけで、『メガホビEXPO2013 Autumn』フォトレポート番外編と反省点等をまとめてお送りしました。
メガホビに参加された皆様、お疲れ様でした。また、レポート記事をご紹介・拡散頂きました皆様にもこの場をかりてお礼申し上げます。(・∀・) ありがとうございました~!
メガホビEXPO2013 AUTUMN-リンク集(外部サイト)
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