[キャラアニ]『ロウきゅーぶ! SS』パンドラシステム 湊 智花 製品レビュー

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キャラアニより発売の「『ロウきゅーぶ! SS』パンドラシステム 湊 智花」製品レビューをお送り致します。

お正月真っ只中ですが、2014年のフィギュアレビューをスタートしましょう。おふろフィギュアでおなじみのキャラアニが実戦投入した小学生型汎用決戦兵器──その名も『パンドラシステム』!!

……もう、何でしょうね、この開けちゃイケナイ感がプンプン漂うネーミングはw。

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Hobby Holicではこの謎の新システムについて内偵を続けており、昨年10月に開催された『電撃文庫 秋の祭典2013』のレポートでも展示の様子をチラッとお伝えしておりました。管理人がこんなオイシイネタを見逃すはずもなく、この度製品が発売となりましたので、新シリーズとなるパンドラシステムの謎に迫ってみたいと思います。

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……とその前に、(パンドラシステムを)開けましておめでとうございます、という一発ネタを披露。うむ。これで気が済んだ。もう悔いはない。

※鏡餅と馬は本製品に付属しません。

 

  • メーカー:キャラアニ
  • 商品名:ロウきゅーぶ!SS パンドラシステム 湊智花
  • サイズ:1/10スケール(約10cm)
  • 発売日:2013年12月

 

■パッケージ

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1/10スケール…と言う事なんですが、実際のパッケージはかなり小ぶり。サイズは約W105mm×H150mm×D80mmで、実物を手に取ると「あれれ、こんなに小さいの?」とビックリするかも知れません。それにしても、パッケージ背面の「まったく…こんなに動くなんて最高だぜ!!」の文字が黄色赤フチで処理されており、小さいにも関わらずやたらと目立ちますw。

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窓は正面~天面・両側面に1箇所ずつの計3箇所。視認性は悪くありません。

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単体写真だと分かりづらいので、パッケージサイズの比較写真も参考で載せておきましょう。積んであったねんどろいどの箱と並べています。(ちなみにねんどろクドはまだ開けてない…orz)箱はかなり小さめですね。

 

■ブリスター

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本体とビート版が収められたブリスター。膝立ちポーズのためか、ブリスターにもかなり余裕がある感じですね。この箱サイズはパンドラシステムの規格サイズになるのでしょうか。

 

■全身

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アニメは視聴落ちしてしまっているので、純粋にフィギュアの印象についてのみ書きますね。白スク+ニーハイというコスチュームで膝立ちする小学生…。紺スクではなく白スクを選択した事に、そこはかとなくキャラアニの本気を感じます。

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こちらのフィギュア、ぱっと見は普通のスケールフィギュアなのですが、あちこち可動させる事ができ、ポージングを変更する事が可能になっています。ぐるり8方向でお見せするのは、ポーズのほんの一例ですね。胸元に抱えるように持っているビート板はもちろん着脱が可能です。

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小学生は最高だぜ!!

 

■少しアップで

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小学生だから…かどうかは分かりませんが、身体に対してお顔が大きめにデフォルメされた可愛らしい造形。お顔の大きさだけ見ればおよそ1/12スケールのfigmaよりも大きめですね。

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正直なところサイズはかなり小さめなんですが、造形に関してはしっかり作ってある方かなと思いました。

 

■お顔

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この少しおどおどした感じに見え表情が、あらぬ想像を掻き立てます。

 

■髪の毛

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サイドにまとめた髪の毛も可動します。

 

■ボディ

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ビート板を外してじっくりと見て行きましょう。

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白スクは細かいシワやラインも造形されているため、リアルな印象。おへその窪みがナイスです!キャラアニ分かってるなw。塗り自体はいたって普通でしょうか。

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このシワ感が…。

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二の腕にバンドのようなものを巻いていますが、これは可動部を目立たなくする意味もあるようです。

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指先には爪の造形と塗装アリ。爪の塗装はツヤのある塗装でした。

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小学生の白ニーハイ。

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シワなども細かく造形されています。

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白スクのローアングルなど。残念ながらスジ等は確認できませんでした。※あったらたいへんだ

 

■パンドラシステムの謎に迫る

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さて…ここまで見ただけだと、ただの白スクフィギュアじゃんという事になってしまうので、パンドラシステムの謎についてもう少し深く見ていく事にしましょう。

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こちらのフィギュアは上記写真の黄色で示した箇所が可動する仕様になっており、ポーズをあれこれ変更できるようになっています。

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全部バラすとこんな感じですね。ああああ、正月早々小学生がバラバラに…!! 可動部はfigma等の関節とは異なり、軸に沿って回転させるだけの仕様になっています。(首の可動部を除く)

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例えばこんなポーズとか…。

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こんな風に女の子座りさせてみたり…。

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ちょっとお行儀の悪い座らせ方をしてみたりと色々遊べます。智花に関して言えば、腕よりも足の方が動きの自由度が高いように感じました。腕も肘の部分が可動すれば良かったんですが…。

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若干髪の毛が干渉しますが、首も可動するので振り向かせたりする事も可能になっています。

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「小学生は最高だぜ!だって?ったくよー。気軽に言ってくれるけど小学生も楽じゃねーっつーの!」

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「あー、背中痒いー!かゆいかゆいかゆい!ボリボリボリ…!」

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Oh…!!! ※智花ファンの方ごめんなさい

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……とまあ、パンドラシステムというのは、色々とポーズを変更して小学生を蹂躙遊べるフィギュアなワケですねw。

figma等の関節と異なり、可動部が「軸に沿った回転」に限定されているので、ポージングにはある程度の制限があるのですが、可動部を多く設定することで自由度を高める工夫がなされているようです。関節部が目立たず、ぱっと見は普通のスケールフィギュアと変わらないので、見た目にこだわりつつ、ある程度自由にポーズを変更したいという「ちょっとニッチなニーズを満たすシリーズ」なのかなと感じました。

可動の自由度の高さでは、figmaやキューポッシュのようなシリーズには到底かないませんが、気分に合わせてほんの少しだけポーズを変えてみたい、というニーズにはハマるシリーズなのかなと思います。可動部が目立たないのが美点ですね。

 

■実践編

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サイズ感がピッタリだったので座らせてみた。今は反省している。※本製品に洋式便所は付属しません

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右足がウォシュレットのパネルと少し干渉するかな。

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やだもーピッタリじゃないですかー。(棒

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新年早々なにやってんだ…!!

ちなみに撮影に使用したのはこちらこちらでご紹介しましたアオシマの洋式便所(プラモ)ですね…。

 

■フリーアングルショット

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さて…お馬鹿なネタもホドホドにして、自由作例のお時間です。可動モノの撮影はちょと苦手なんですが、色々ポーズを変えて撮ってみました。

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ふぇえええ!お馬さんそこはダメだよぉお!

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ヒヒーン!!

 

■サイズについて

新シリーズとなるこちらのパンドラシステム、フィギュアとしては結構小ぶりなものかなと思います。以下はfigmaの羽川さんとねんぷちダヨーさんとの比較写真。

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膝立ちポーズなので余計に小さく感じるのかも知れません。

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パンドラシステムと言うのは要所要所の関節部を可動させる事でポーズを変更できる新しい発想のフィギュアだという事が分かりました。管理人は当初シームレスドールのようなものを想像していたのですが、これは予想と少し違ってましたね。

ぱっと見は普通のスケールフィギュアで、ある程度の範囲で自由にポーズを付けられる「準可動モノ」とでも呼びたくなる新しい発想のシリーズだと思います。

問題となってくるのはサイズで、こちらはかなり小さめに作られているため、価格に対して割高感を感じるケースもあるかも知れません。ただ、例えば普通の1/8スケールのサイズで可動できるが、定価が8,000円とか9,000円だったら買うのか?という疑問もありますので、この辺は非常に難しいところですね…。

『ロウきゅーぶ!』のフィギュアは殆ど発売されておりませんので、可動するかしないかを抜きにしても欲しいというファンは多いような気がします。智花の塗りや仕上げはいたって普通ですが、造形は悪くありませんので、小ぶりなスケールフィギュアとして手元に置いておく、という選択肢はあるかも知れません。サイズと価格にさえ納得できるならおススメできる品かなと思います。

「『ロウきゅーぶ! SS』パンドラシステム 湊 智花」製品レビューをお送りしました。

Asahiwa.jp様、.30CAL CLUB様、真紅のハルヒ様、にゅーあきばどっとこむ様、記事をご紹介頂きありがとうございました~!

 



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